11都市の1人當(dāng)たり貯蓄額が178萬円超、北京はその2倍近くに―中國(guó)

人民網(wǎng)日本語版    2021年12月6日(月) 16時(shí)50分

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中國(guó)の2021年の統(tǒng)計(jì)年鑑が発表されるのに伴って、大都市の1人當(dāng)たり貯蓄額に関するデータがしきりに検索されるようになった。寫真は北京。

中國(guó)の2021年の統(tǒng)計(jì)年鑑が発表されるのに伴って、大都市の1人當(dāng)たり貯蓄額に関するデータがしきりに検索されるようになった。第一財(cái)経網(wǎng)が伝えた。

このほど発表された「中國(guó)統(tǒng)計(jì)年鑑2021」、各地の統(tǒng)計(jì)年鑑、統(tǒng)計(jì)年報(bào)で明らかになった世帯の貯蓄殘高と20年第7回國(guó)勢(shì)調(diào)査のデータから計(jì)算すると、20年には中國(guó)の11都市で1人當(dāng)たり貯蓄額が10萬元(約178萬円)を超え、北京、上海杭州、瀋陽、広州、太原、天津深セン、大連、南通、南京となっている。

このうち北京が最高で19萬6000元に達(dá)し、次は上海の14萬8000元、新一線都市の杭州が11萬9000元で3位だった。

3都市に続く4位は東北地域の瀋陽で11萬4000元、太原と広州は5位でいずれも11萬1000元、天津が7位、深センが9位だった。

(北京の)3人家族の場(chǎng)合、1人當(dāng)たりの金額に人數(shù)をかけると60萬元ほどになると計(jì)算するネットユーザーがいて、「自分はこんなに持っていない。1人當(dāng)たりの金額を下げていないだろうか」と苦笑した。

■北京の1人當(dāng)たり貯蓄額19萬6000元、ここまで貯めるのに6.43年

別のネットユーザーは、「都市によって生活コストの開きはとても大きく、20萬元(約356萬円)の貯蓄があっても北京なら住宅購(gòu)入や子育てのプレッシャーを前にして焼け石に水に過ぎない」と述べた。

こうした見方には合理性がないわけではない。都市によって生活にかかるプレッシャーに非常に大きな開きがあることは、統(tǒng)計(jì)年鑑の別の2組のデータと1人當(dāng)たり貯蓄額データによって相互に確かめられることで、平均値と実際の狀況との偏差もよく説明できるかもしれない。

同「年鑑」によると、20年には北京と上海の1人當(dāng)たり可処分所得が全國(guó)トップレベルとなり、上海は7萬2200元で北京を上回り1位、北京は6萬9400元で2位。これに対応するように、北京と上海は1人當(dāng)たり消費(fèi)支出も全國(guó)トップで、北京が3萬8900元、上海が4萬2500元だった。

個(gè)人の可処分所得とは、個(gè)人が最終消費(fèi)支出と貯蓄に回すことのできる資金の総和で、つまり個(gè)人が自由に使える?yún)毪韦长趣馈¥饯韦郡?人當(dāng)たり可処分所得から1人當(dāng)たり消費(fèi)支出を差し引いて計(jì)算すると、20年の北京の1人當(dāng)たり貯蓄が3萬500元以內(nèi)、上海が2萬9700元以內(nèi)にとどまることが容易に推測(cè)される。

インフレなどの要因を考慮せず、20年のデータだけで計(jì)算すると、北京では1人當(dāng)たり貯蓄額19萬6000元を貯めるのに6.43年かかり、上海では1人當(dāng)たり貯蓄額14萬8000元を貯めるのに4.98年かかることになる。

■中國(guó)人は昔より貯蓄好きになった

世帯の貯蓄データを見ると、次の2點(diǎn)がやはり注目される。1つ目は20年に中國(guó)人が昔より貯蓄好きになったこと。2つ目は貯蓄の多さと投資ルートの少なさとの間に一定の関係があることだ。

同「年鑑」によると、20年末現(xiàn)在、全國(guó)の世帯の貯蓄殘高は93兆4400億元(約1663兆2320億円)だった。中研普華産業(yè)研究院の研究報(bào)告書の指摘では、このデータは同年の中國(guó)の國(guó)內(nèi)総生産(GDP)の91.2%にあたり、貯蓄率は高い。このうち人民元建ての1世帯當(dāng)たり貯蓄殘高は同13.9%増の92兆6000億元だった。

同「年鑑」の1人當(dāng)たり消費(fèi)支出に関する別のデータからも、中國(guó)人は20年に昔より貯蓄好きになったことがわかる。全國(guó)1人當(dāng)たり消費(fèi)支出は14年以降で初めて減少し、31省(自治區(qū)?直轄市)のうち、20カ所で減少したという。

注目されるのは、1人當(dāng)たり貯蓄額が多い都市のうち、瀋陽が広州、深センの両一線都市を上回り、太原、唐山、ウルムチなどの都市が上位に並び、1人當(dāng)たりGDPがより多い泉州や東莞などは下位に沈んだことだ。

アナリストは、「これは地域ごとの投資の傾向、投資ルートと関係がある。南方の都市は民間経済が発展し、より多くの人の貯蓄が資産運(yùn)用や投資分野に回り、銀行に預(yù)けられることはない。実際、現(xiàn)在のような市場(chǎng)の金利が低下する環(huán)境の中では、銀行の預(yù)金金利も低下傾向にあり、人々は多様な投資ルートによる資金の配置をより必要としている」と指摘した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

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