華為技術(shù)（ファーウェイ）は技術(shù)開発に多大な精力を投じる企業(yè)だ。全世界で19萬7000人ほどの従業(yè)員がいるが、うち53％以上が技術(shù)要員という。そんな中で、若くして傑出した才能を発揮している技術(shù)者もいる。大學(xué)院を卒業(yè)して入社した時(shí)點(diǎn)の年俸が200萬元（約3500萬元）だった技術(shù)者もいる。

鐘●（ジョン?ジャオ、●は金へんに「刂」）さんは1991年の生まれだ（寫真）。中國(guó)科學(xué)院大學(xué)を卒業(yè)したばかりの工學(xué)博士として、2019年にファーウェイに入社した。同時(shí)點(diǎn)での年俸は182萬～201萬元（現(xiàn)在の為替レートで約3240萬～3580萬円）だった。

鐘さんが主に手掛けているのは、機(jī)械學(xué)習(xí)のプロセスを自動(dòng)化するAutoMLと呼ばれる技術(shù)だ。ファーウェイに入社した鐘さんは社內(nèi)の関連分野の研究開発のチーム長(zhǎng)になった。そしてチームが開発した関連アルゴリズムは、鍾さんが入社してから1年もたたないうちに、同社のスマートフォンのMateシリーズとPシリーズに反映され、AutoMLの大規(guī)模商用利用の先駆けになった。

「AutoML」とは、「人工知能（AI）の手法によってAIを作るアルゴリズム」とも言える。ファーウェイは以前から同分野の研究をしていたが、鐘さんが入社してからはわずかな期間でそれまで抱えていた難題を解決することができた。

鐘さんはモバイル端末などで用いる畫像認(rèn)識(shí)の分野の技術(shù)開発でも、大きな成果を上げた?！敢欢à纬晒蛏悉菠渴吕悉ⅳ毪⒂?jì)算量が多すぎる」とされていた手法を見直し、処理の中核部分となる重要なデータの生成件數(shù)を自動(dòng)的に最適化することで、同系統(tǒng)の他の手法と比べて計(jì)算量を37～71．3％削減することができたという。

鐘さんが発表する論文は、米研究機(jī)関のサイトなどでも発表されており、しばしば極めて多くの論文に引用されることも特徴だ。ファーウェイ入社前の2018年に発表した論文が、425回引用された例もある。

鐘さんは「業(yè)界と學(xué)術(shù)界の極限を何度も突破した」と評(píng)価されている。200萬元という高額の年俸が話題になったが、中國(guó)のネットユーザーの多くが「その金額に値する成果を出している」との見方を示している。

ファーウェイが高額の報(bào)酬で雇った若い技術(shù)者は、鐘さんだけではない。同社の任正非CEOは2019年時(shí)點(diǎn)で、若い技術(shù)者を「天才少年」と呼び、同年には鍾さんを筆頭に、少なくとも8人の高額報(bào)酬での採(cǎi)用を決めた。鍾さんと同額の年俸がさらに1人、140萬5000元～156萬5000元（約2500萬円～2780萬円）が2人、89萬6000元～100萬8000元（約1590萬円～1790萬円）の年俸が4人という陣容だった。（翻訳?編集/如月隼人）