2016年から「限韓令」を発動(dòng)中とされる中國で、今月3日から6年ぶりに韓國映畫が劇場公開されたことで、臺(tái)灣メディアでは「限韓令」の解除が始まったのではないかと報(bào)じている。

「限韓令」は、2016年に韓國が在韓米軍の高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）配備を認(rèn)めたことへの報(bào)復(fù)として、中國で始まったとされるもの。當(dāng)時(shí)、韓流エンタメが中國市場で隆盛を極めていたが、韓國発の音楽や各種コンテンツが制限対象となり、市場から一気に姿を消した。

2015年9月に「暗殺」が上映されて以降、韓國映畫の劇場公開が途絶えていた中國だが、今月3日に映畫「Oh！ My Gran」（哦！文姫）の公開が始まり、6年ぶりに韓國映畫が市場に戻ってきた。日本では昨年、第6回大阪韓國映畫祭で「オ！ムニ」のタイトルで公開された同作は、ベテラン女優(yōu)のナ?ムニが主演し、韓國で同年9月に上映されたヒューマンドラマとなる。

なお、最近では中國版ツイッター?新浪微博（ウェイボー）において、韓國の男性グループ?スーパージュニア（Super Junior）のメンバーをはじめ、複數(shù)の韓國人タレントのアカウントが解禁されたことも話題に。6年ぶりの韓國映畫公開は、「限韓令」の解除が始まったことを示すのではないかと注目される。

臺(tái)灣の日刊紙?聯(lián)合報(bào)では2021年～2022年にかけて、國交樹立30周年を記念する「中韓文化交流年」の一環(huán)としての動(dòng)きではないかと報(bào)道。このほか、北京冬季五輪に向けて各國が外交的ボイコットを表明する中、態(tài)度を明らかにしていない韓國に対する中國のけん制の意味も含まれるのではないかとの見方もある。（Mathilda）