2021年12月13日、茘枝新聞は、江蘇省で電気ケーブルなどを盜もうとして感電死した男の遺族が電力會(huì)社に高額の賠償金を求める訴えを起こし、裁判所が訴えを退けたと報(bào)じた。

記事は、江蘇省揚(yáng)州市で2019年末、電気ケーブルと山形鋼を盜もうとした男が感電して死亡したと紹介。その後、男の遺族が「感電したのは高圧設(shè)備の安全対策が不十分だったからだ」として、電力會(huì)社を相手取って120萬元（約2140萬円）の損害賠償を求める訴訟を起こしたと伝えた。

そして、現(xiàn)地の裁判所がこのほど、「男は高電圧で感電リスクがあるとはっきり認(rèn)識(shí)していながら、変圧器によじ登って竊盜を行った。この行為は法律に抵觸する犯罪であり、なおかつ自ら危険を省みなかったことで起きたものであるから、その責(zé)任は自ら負(fù)うべきである」との判斷を下し、遺族による訴えを退けたとした。また、男と一緒にケーブルなどを盜んだ被告の刑事裁判では、竊盜罪により6カ月の拘留と罰金の判決が言い渡されたと紹介した。

この件について、中國のネットユーザーは「なんという恥知らず」「みんなの物を盜んで死んだのにどうして賠償を求めるという考えになるのか」「むしろ電力會(huì)社から損害賠償を請(qǐng)求されなかっただけでもありがたいと思え」など、そのほとんどが裁判所の判決を支持し、男やその遺族を批判、非難するコメントを殘した。（翻訳?編集/川尻）