今年の正月映畫は37作品、ジャンルが増えコメディーは減少―中國

人民網(wǎng)日本語版    2021年12月16日(木) 10時50分

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中國の今年の正月映畫を細(xì)かくチェックしてみると、見る人をほっこりさせるようなユーモラスなコメディー映畫が非常に少なく、ジャンルがバラエティーに富むようになっていることが分かる。

3日に映畫「古董局中局(Schemes In Antiques)」が封切られ、今年の正月映畫合戦が幕開けた。10日時點(diǎn)で、今月中に37作品が封切られる予定となっている。今年の正月映畫を細(xì)かくチェックしてみると、見る人をほっこりさせるようなユーモラスなコメディー映畫が非常に少なく、ジャンルがバラエティーに富むようになっていることが分かる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

1997年12月24日にフォン?シャオガン(馮小剛)監(jiān)督による映畫「甲方乙方(夢の請負(fù)人)」が公開され、中國の正月映畫の先駆けとなった。それから現(xiàn)在に至るまでの24年間、年末年始に合わせてたくさんの映畫が公開されてきた。その期間中、チャン?イーモウ(張蕓謀)監(jiān)督やチアン?ウェン(姜文)監(jiān)督、フォン?シャオガン監(jiān)督、チャウ?シンチー(周星馳)などが話題作を正月映畫として公開するようになり、正月映畫の興行収入が年間興行収入の3分の1を占めるという輝かしい時代が作られた。

伝統(tǒng)的な正月映畫は、中國國産映畫がメインで、大作や見どころ満載のコメディーが興行収入ランキングの上位を占めてきた。フォン?シャオガン監(jiān)督の作品を映畫館で見て、思いっきり笑ったり、笑いながら感動して、心をほっこりさせたりして、1年の疲れを癒すというのが、多くの人の正月の恒例行事となってきた。また、シュウ?チェン(徐崢)監(jiān)督の「人再囧途之泰囧(ロスト?イン?タイランド)」、ジャッキー?チェン(成龍)のカンフーコメディー、チャウ?シンチーのドタバタコメディー映畫も正月映畫として大ヒットし、多くの人を映畫館に引きつけてきた。

しかし、近年は正月映畫の興行収入が低迷するようになり、家族で一緒に見てお祝いムードを楽しむのにより適している春節(jié)(舊正月)映畫に対する注目が高まるようになっている。そのため、春節(jié)映畫と正月映畫の立場が逆転し、大作や話題作は春節(jié)に合わせて封切られようになっている。

11月30日の時點(diǎn)で、中國の今年の映畫興行収入は442億8100萬元(約7970億5800萬円)に達(dá)した。つまり12月の正月映畫の興行成績次第で、中國の今年の映畫興行収入が500億元(約9000億円)の大臺を突破できるかが決まるということだ。新型コロナウイルスのパンデミックが世界の映畫界に悪影響を及ぼし続けている中、中國の映畫界は迅速に回復(fù)し、奇跡を起こし続けている。

12月に公開される映畫の公開日はバラバラで、17日には「誤殺2(Sheep Without a Shepherd 2)」が、24日以降は「平原上的火焰(Moses On The Plain)」など13作品が続々と公開されることになっている。31日には「反貪風(fēng)暴5:最終章 (G Storm)」、「以年為単位的戀愛」、「李茂換太子」、「忠犬八公」といった作品が一気に公開され、「今年の正月映畫の中で最も熾烈な競爭が繰り広げられる日」との聲も上がっている。しかし、どの作品にもそれぞれ見所があり、最終的にどの作品が頭一つ抜け出すかはふたを開けるまで分からない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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