いったんは中止となったマレーシアの首都のクアラルンプールとシンガポールを結(jié)ぶ高速鉄道の建設(shè)計(jì)畫が再び浮上している。中國と日本が改めて受注競爭を繰り広げる可能性が出てきた。

中國は、マラッカ海峽に面したセランゴール州から半島山岳部を経由して東海岸に抜け、海岸線を北上してタイ國境付近に至る東海岸鉄道の建設(shè)を請け負(fù)ったが、マレーシアの財(cái)政事情や環(huán)境評(píng)価の問題で、いったんは中斷した。しかし最近になり、マレーシア中央政府やセランゴール州政府との間で合意が成立し、行き詰まりが解決された。

一方で、マレーシアとシンガポールの両國政府は2013年に、クアラルンプールとシンガポールを結(jié)ぶ高速鉄道路線の建設(shè)で合意した。15年には、シンガポール側(cè)の終著駅の発表や、両國政府関係部門による市場調(diào)査の開始が発表された。

香港メディアの亜洲週刊はこの件について、16年になると中國、日本、韓國の3國が自國の技術(shù)をマレーシア政府に売り込んだと紹介。マレーシア政府主催の公共交通展覧會(huì)にも３國はそれぞれ出展した。亜洲週刊によると、受注競爭では中國が優(yōu)位とみられていたという。

しかしマレーシアのマナティ―ル首相（當(dāng)時(shí)）は18年6月になり、高コストを理由に計(jì)畫の延期を表明した。21年1月には、シンガポール側(cè)が計(jì)畫の中止を発表した。

ところが11月29日、マレーシアのイスマイルサブリ首相が訪問先のシンガポールでリー?シェンロン首相と會(huì)談し、両國を結(jié)ぶ高速鉄道の建設(shè)計(jì)畫の再開を提案した。シンガポール側(cè)もマレーシア側(cè)との交渉に前向きな姿勢を示しているという。

亜洲週刊によると、16年ごろの狀況では、シンガポール側(cè)は日本の新幹線技術(shù)の採用に傾いていた。一方で、中國はマレーシアに対する影響力を駆使して、マレーシアに中國企業(yè)の建設(shè)請負(fù)を認(rèn)めさせたという。（翻訳?編集/如月隼人）