中國(guó)では、電子商取引（EC）における「商品を先に受け取り代金は後払い」方式の決済（BNPL）が急速に拡大している。しかしそこには、さまざまな「落とし穴」も存在しているという。中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)が米國(guó)における報(bào)道を引用しながら報(bào)じた。

中國(guó)では、爆発的な勢(shì)いでBNPLが増加している。その背景にはアリペイやウィーチャットペイなどのアプリの普及や、金融工學(xué)系のベンチャー企業(yè)がオンライン決済のブームを牽引（けんいん）していることなど、中國(guó)ではキャッシュレス社會(huì)が到來(lái)していることがある。

決済業(yè)界を?qū)澫螭趣工霊槁苑治?コンサルティング企業(yè)のPayNXT360によると、中國(guó)におけるBNPL決済は2021年通年で、前年比51．3％増の827億8200萬(wàn)ドル相當(dāng)（約9兆4000億円）に達(dá)する可能性がある。業(yè)界専門家は、中國(guó)ではECとBNPL決済が切れ目なく融合して、消費(fèi)者の購(gòu)入行動(dòng)を促しているとの見(jiàn)方をしている。

最近の調(diào)査欠陥よれば、中國(guó)における信用貸付の顧客の36％が、18歳から29歳までの若年層だ。しかしこのような傾向が、中國(guó)の若者の過(guò)剰消費(fèi)の習(xí)慣をより悪化させると警告している。BNPL決済の約4分の1が、消費(fèi)超過(guò)に陥っている。そのような場(chǎng)合、消費(fèi)者は契約次第では、高額の滯納金を課される。

中國(guó)の関係機(jī)関は20年末ごろから、BNPL決済の管理と整備に力を入れている。シンガポール國(guó)立大學(xué)経営學(xué)部のルアン?ティエンユエ助教授はBNPL決済について、「消費(fèi)を奨勵(lì)して過(guò)剰支出と見(jiàn)なせる行動(dòng)を引き起こすことがある」と述べた。BNPL決済における支払いについての違約や遅延は、不良債権に分類される場(chǎng)合もあり「この種の不良債権額が過(guò)度に大きくなれば、経済や金融の安定にとっての脅威になる恐れがある」という。

しかし記事によれば、業(yè)界関係者からは「中國(guó)におけるBNPL決済はまだ初期段階にあり、中長(zhǎng)期的には力強(qiáng)い成長(zhǎng)の勢(shì)いを示す」といった聲が聞こえてくる。（翻訳?編集/如月隼人）