2021年12月19日、日本の華字メディア?日本華僑報(bào)網(wǎng)は、「日臺間の歴史と現(xiàn)実的なコンプレックス」とする記事を掲載した。

記事は、「近頃、中臺関係が緊迫化し、中國本土からは武力統(tǒng)一を求める聲も強(qiáng)くなっている。その中で米中や日中間の臺灣問題をめぐる摩擦も増えている。米國はさておき、なぜ日本も臺灣問題に口出しをしてくるのか」と疑問を提起した。

その上で、「歴史的に見ると、日本は50年にわたり臺灣を植民統(tǒng)治した。中國人にとっては悪しき歴史であるが、まさにこの植民統(tǒng)治によって日本と臺灣の間にある種の『歴史的コンプレックス』、すなわち雙方が社會(huì)、文化、経済、生活習(xí)慣、さらには政治、法律などの各方面における密接な関係が生まれ、同じ民族、同じ國であるはずの中國本土と臺灣は逆に長期的な分離によって距離感が広がってしまったのである」と論じた。

また、「日本と臺灣の間には『現(xiàn)実的なコンプレックス』、すなわち、互いに相手を重視する、相手に価値や考え方、実際の利益をもたらすといった狀況も存在する」と指摘?！溉毡兢稀⒄蔚膜蕘齻幱Qや考え方においてますます中國本土ではなく臺灣を受け入れることを望んでいる。特に臺灣の民主化以降、そして中國本土の急発展による日本との競爭構(gòu)図形成後に、日本は臺灣を利用して中國本土をけん制することをますます必要としているのだ」とした。

さらに、「一方で臺灣にとっては中國本土との政治対立の中で米國と日本を頼りにしてきた。特に、中臺間のパワーバランスがますます本土側(cè)に傾きつつある狀況の中で、その傾向は一層際立っている」と指摘?！杆摔?、海上輸送への依存度が高い日本としては、重要な海上交通路である臺灣海峽の安全を注視しないわけにはいかないという要素もある」と説明した。

記事は、「日本は中國をけん制するために臺灣を一層重要視し、臺灣當(dāng)局は米國と日本を背後に置いて中國本土と対抗したい。しかし、日本は中國本土との関係も重視せざるを得ず、臺灣問題において既存の外交の枠組みを完全に破ることはできない。有事があっても、あくまで日米同盟の枠組みの中で干渉するのみなのである」と論じた。（翻訳?編集/川尻）