中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は18日、日本人が「愛用」する中國(guó)製品に変化が生じているとの記事を掲載した。

記事は、以前日本のテレビ番組で日本人の家から中國(guó)製品を運(yùn)び出したらどうなるかとの実験が行われ、衣類や帽子、靴、タオル、コップ、時(shí)計(jì)などの日用品がすっかりなくなったと説明。その上で、同紙記者がこのほど日本人宅にはどのような中國(guó)製品があるのか調(diào)査取材したところ、「電子製品」が日本人から愛されていることが分かったと伝えている。

同紙が取材した53歳の男性は、ファーウェイ（華為技術(shù)）のスマートウォッチを愛用しているという。昨年の健康診斷で醫(yī)師から「三高」（高血圧、高血糖、高脂血癥）を指摘されたことで思い立ち、友人に勧められたスマートウォッチを購(gòu)入したところ手放せなくなった。男性は「運(yùn)動(dòng)、睡眠、心拍數(shù)などのデータをリアルタイムで見ることができる。コスパも高い」と語(yǔ)り、スマートウォッチによって得られた「ノンレム睡眠（深い睡眠）の時(shí)間が短い」とのデータから、睡眠への取り組みを変え始めたという。

記事は、「アマゾンや楽天市場(chǎng)などのショッピングサイトのレビュー欄でも中國(guó)製品の『ファン』は少なくない」とし、あるユーザーが中國(guó)製プロジェクターについて「使い勝手が良く質(zhì)も悪くない」と高評(píng)価していたことを例示?！敢郧挨现袊?guó)製への不信感があったが、近年は機(jī)能性やデザイン性の高さ、価格的な優(yōu)位性からより多くの日本人に好まれるようになっている。かつて電化製品やテクノロジーでリードしていた日本企業(yè)は大きく後れを取っていると言われている」と説明した。

また、小米（シャオミ）のロボット掃除機(jī)を購(gòu)入したという44歳の女性は「新しい扉が開いた」とし、「以前に別のロボット掃除機(jī)を使ったことがあるけど、あまり良くなかった。シャオミの製品は柔軟で、部屋のレイアウトを記憶する機(jī)能もあり、効率よく掃除してくれる」と話した。女性の息子の友人は中國(guó)の大疆（DJI）製のドローンを愛用しているといい、息子にも誕生日に同じものをプレゼントしようと考えているという。

記事は、「衣類や靴などかつての中國(guó)製品とは異なり、今では電子製品が日本人の愛用品になりつつあるようだ」と指摘。中國(guó)社會(huì)科學(xué)院の李毅（リー?イー）研究員はこの変化に二つのポイントがあるとし、「第一に、中國(guó)の産業(yè)アップグレードと工業(yè)の発展によって品質(zhì)が向上し、価格の優(yōu)位性と相まって、中國(guó)製品が本當(dāng)の意味で日本人の生活に浸透してきていること。第二に、日本経済の不安定さや國(guó)際経済の低迷などの要因から、日本の製造業(yè)にはこれ以上の変化は望めないことだ」と分析した。

記事はこのほか、ワイン、化粧品、電気自動(dòng)車などの分野でも中國(guó)製の勢(shì)いが増していると指摘。中國(guó)山東省のワインが、ミシュラングループが運(yùn)営するサイト上で2020年注目のワイン100種の一つに選ばれたことを挙げたほか、「中國(guó)の新エネ車は日本市場(chǎng)でも好調(diào)に推移している」とし、SBSホールディングスが中國(guó)の東風(fēng)汽車集団傘下の東風(fēng)小康汽車が生産する積載量1トンのEVトラックを2030年までに計(jì)1萬臺(tái)調(diào)達(dá)する計(jì)畫であることにも言及した。

そして、李氏の「中國(guó)製電子製品が好調(diào)なことは、中國(guó)の科學(xué)技術(shù)水準(zhǔn)の向上を表している」との言葉を紹介しつつ、「日本の消費(fèi)者であれ、他國(guó)の消費(fèi)者であれ、安くて良い製品を選ぶのは人情であり、これが中國(guó)製品が海外で広く人気を集めている要因だ」と論じた。（翻訳?編集/北田）