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木村翔が中國人選手から危険な技を仕掛けられて「敗れた」一戦について、中國のスポーツメディア?捜狐體育は20日付の記事でルールをめぐる行き違いがあったと指摘している。
ボクシングの元WBO世界フライ級王者の木村翔が中國人選手から危険な技を仕掛けられて「敗れた」一戦について、中國のスポーツメディア?捜狐體育は20日付の記事でルールをめぐる行き違いがあった可能性を指摘している。
木村は18日に中國で行われたキックボクサー?玄武とのエキシビションマッチで、足をかけられて倒されたり、持ち上げられて頭から落とされるなどの危険な技を受けて敗れた。試合後には、中國のネット上で玄武の戦いぶりを非難する聲が多數(shù)上がった一方、玄武は「中國が日本を毆るのにルールなど必要なのか?やつが死ななければ眠れない。どうやらまだ多くの中國の裏切り者が小日本(日本の蔑稱)を支持しているようだ」などと挑発するようなコメントを投稿した。
問題の焦點は試合のルールにある。記事によると、木村側(cè)は「試合前の契約ではボクシングルールだった」とし、雙方がボクシンググローブやボクシングトランクスを身に付けていたことを指摘。関係者は「ルール変更は試合後に知った」と語ったという。試合のプロモーション動畫では、玄武が木村に向かって「今回はお前(に有利な)のボクシングルールでお前を倒す。中國のこの土地はお前が來たい時に來て、去りたい時にされるような場所ではない」などと語っていた。
試合を裁いた張旭(ジャン?シュー)レフェリーは、試合前に何度も主催者側(cè)にルールを確認したものの、主催者側(cè)は「現(xiàn)場(會場)に行ってから話す」として詳しい內(nèi)容は聞かされず、試合の30分前になってようやく張氏に口頭でルールを告げたが、詳しい説明が書かれた書類は渡されなかった。ルールには投げ技に関する明確な制限もなかったという。試合開始前に張氏は木村に英語でルールを伝えたが、「木村はほとんど理解していなかったようだ」としている。
記事によると、玄武は試合前に「(かつて木村に敗れてタイトルを失った)鄒市明(ゾウ?シーミン)のために復(fù)讐(ふくしゅう)する」と宣言。會場では司會者が盛り上げるために「日中対決」を強調(diào)したほか、玄武が木村を転倒させた際には現(xiàn)場で歓聲が上がり、「毆り殺せ」といった聲まで上がっていたという。玄武の危険技にセコンドがたまらずリングに上がり棄権を宣言、玄武は中國國旗を掲げて喜び、SNSに「中國の力だ」「中國カンフーだ」などと書き込んだ。しかし、この試合內(nèi)容に中國のネットユーザーから非難が殺到。すると玄武は上述のコメントを投稿したという。
試合後、中國の格闘技関係者や解説者から相次いで玄武に対して「中國格闘技界の恥」「愛國を隠れみのにしている」との批判が飛んだほか、中國MMA格闘技の第一人者である劉文擘(リウ?ウェンボー)氏は「(玄武は)中國カンフーだと言うが、どの門のどの一派なのか。なぜボクシンググローブとボクシングトランクスを身に付けているのか。相手はその中國カンフーで戦うことを事前に知っていたのか。何が中國の力だ」などと非難。別の解説者は「玄武が戦ったのは國際試合ではないが、國際的な笑いものになった」と評した。(翻訳?編集/北田)
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