2021年12月21日、米華字メディア?多維新聞は、新政権が発足したチェコが対中強(qiáng)硬路線に舵を切って「次のリトアニアになり得る」と報(bào)じた。

記事は、チェコで先日、5黨の連立政権が発足したと紹介。フィアラ首相率いる新政権は、ゼマン大統(tǒng)領(lǐng)やバビシュ前首相による親中親ロ、反米反歐路線を転換して、米國(guó)やドイツとの関係強(qiáng)化に乗り出す構(gòu)えだとし、政治アナリストからは新政権の発足が「チェコ共産主義時(shí)代の完全な終結(jié)を象徴する」との見方も出ていると伝えた。

そして、新たに就任したリパフスキー外相が記者會(huì)見で「チェコの名聲と地位を回復(fù)するのが外相としての第一目標(biāo)」とし、今後人権外交を展開しつつ、中國(guó)やロシアとの関係を見直す意向を示したほか、人権を侵害する外國(guó)人の資産凍結(jié)、入國(guó)拒否、取引禁止などの制裁について米國(guó)が定めた「グローバル?マグニツキー人権問責(zé)法」をチェコ國(guó)內(nèi)で推進(jìn)する姿勢(shì)を見せたと紹介している。

また、36歳のリパフスキー外相は中道左派のチェコ海賊黨に所屬しており、チェコ下院外交委員會(huì)の副委員長(zhǎng)を務(wù)めていた時(shí)期には、中國(guó)に対して強(qiáng)硬的な立場(chǎng)を取る「対中政策に関する列國(guó)議會(huì)連盟」（IPAC）のメンバーとなるなど、中國(guó)本土に対して敵対する立場(chǎng)を持ち続けてきた一方、臺(tái)灣には友好的であり、今年10月にはチェコを訪問した臺(tái)灣の呉ショウ燮（ジョセフ?ウー）外交部長(zhǎng)と夕食を共にしたと伝えた。

さらに、リパフスキー外相は來年2月の北京五輪について外交的ボイコットも主張していることを紹介。リパフスキー外相の反中、親臺(tái)の姿勢(shì)からは、今後中國(guó)とチェコとの関係が変化し、チェコが第二のリトアニアと化する可能性が高いと評(píng)している。（翻訳?編集/川尻）