2021年12月21日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、かつて世界にその名をはせた「匠（たくみ）の精神」の日本で、偽裝が次々と発覚する理由について論じた、黒龍江省社會(huì)科學(xué)院東北アジア研究所の笪志剛（ダー?ジーガン）所長(zhǎng)の文章を掲載した。

文章は、岐阜県高山市の卸売業(yè)者が5年間にわたり中國(guó)産ウナギを愛知県産ウナギと偽裝して卸していたことが先日発覚したと紹介。現(xiàn)在の日本國(guó)內(nèi)ではこのような偽裝問題が度々起きており、かつて非常に高い商業(yè)的信用を獲得し、極致まで製品の品質(zhì)を高めようとする「匠の精神」「職人気質(zhì)」が世界でもてはやされてきた日本の「神話」はもはや存在しないと評(píng)した。

そして、日本で近年偽裝や不正の問題が跡を絶たない理由を三つ挙げている。まず一つ目は、日々経営の圧力が高まる中で日本企業(yè)が焦りを募らせ、危険な橋を渡ろうとしていると指摘。日本経済の「失われた20年」に加え、中國(guó)を始めとする新興國(guó)の急速な臺(tái)頭により日本は経営、業(yè)績(jī)の両方で圧力を受け、焦りのあまり不正な手段を用いて圧力を和らげようとする行為が日常的に見られるようになったとした。

次に、日本企業(yè)內(nèi)部のガバナンス、監(jiān)督制度が日増しに形骸化している點(diǎn)に言及。日本企業(yè)の管理方法は1980年代には東アジアのお手本と稱されたものの、世界の急速なグローバル化によって時(shí)代遅れのものとなっていったとしつつ、それにもかかわらず時(shí)代の変化に適応しようとしなかった一部の日本企業(yè)では內(nèi)部ガバナンスが有名無実化し、各種の不正が見逃され、企業(yè)にも業(yè)績(jī)粉飾の隙を生む結(jié)果になったと伝えている。

そして三つ目には、日本の政界でうそや隠蔽（いんぺい）、不正が相次いでいることを指摘。森友問題や桜を見る會(huì)などの問題で各種追求をかわしてやり過ごそうとする政界の姿勢(shì)は、政治家と商人の癒著や金銭取引をますます活発化させ、企業(yè)內(nèi)に生じるルールの無視、信用の軽視といった雰囲気を助長(zhǎng)させることになっていると論じた。（翻訳?編集/川尻）