2021年12月29日、米華字メディア?多維新聞は、韓國(guó)の大統(tǒng)領(lǐng)選挙が「スキャンダルのリレー」?fàn)顟B(tài)になっていると報(bào)じた。以下はその概要。

野黨?國(guó)民の力の大統(tǒng)領(lǐng)候補(bǔ)で、自ら「法治の守護(hù)者」を標(biāo)榜している尹錫悅（ユン?ソクヨル）前検察総長(zhǎng)の家族に関係するスキャンダルが続いている。まず、尹氏の義母が非醫(yī)療従事者でありながら規(guī)則に反して療養(yǎng)施設(shè)を開設(shè)し、公団から療養(yǎng)保険金22億9000萬(wàn)ウォン（約2億2900萬(wàn)円）をだまし取った罪により7月に1審で懲役3年を宣告され、法廷で拘束されたが、9月に保釈されて以降は非拘束狀態(tài)で裁判を受けている。そして、今月に入ると妻の學(xué)歴詐稱問(wèn)題が浮上、尹氏は妻を擁護(hù)する発言を繰り返し、有権者たちは「法治の守護(hù)者」の資質(zhì)を疑い始めている。

尹氏は出馬表明以降、政治や経済の常識(shí)に欠けた発言をしばしば行ってきたほか、手のひらに「王」の字を書いたことで「呪術(shù)を信奉しているのではないか」との議論まで呼んだ。政治に関するレクチャーを受けたことで失言は徐々に減ってきたものの、他の候補(bǔ)者とのテレビ討論を拒んでおり、有権者から信用を得られないでいる。

一方で、與黨陣営の李在明（イ?ジェミョン）候補(bǔ)にもスキャンダルがつきまとっている。9月に発覚した疑惑は、李氏が掲げるクリーンなイメージに大きく傷をつけた。京畿道城南市長(zhǎng)時(shí)代の2015年に、市価より35％安い価格で15萬(wàn)平方メートルの土地を不動(dòng)産デベロッパーに売り、その後の不動(dòng)産価格高騰によりこの業(yè)者に多額の利益を上げさせたことで、不動(dòng)産価格に苦しむ韓國(guó)市民を激怒させたのだ。

そして、李氏の家族にもスキャンダルが降り注いだ。今月16日、長(zhǎng)男が違法オンラインカジノ、新型コロナ感染拡大の中でのマッサージ店通い、ネット上での女性に対する誹謗中傷を指摘され、李氏が平身低頭して「子どもの教育で確かに至らない點(diǎn)があった」と過(guò)ちを認(rèn)めた。その態(tài)度は、妻の肩を持つ尹氏と対照的であり、世論の攻撃も尹氏の保守派に多く向けられている。しかし、両候補(bǔ)による「スキャンダルリレー」のごとき狀況に対する失望は、いずれの陣営にも分け隔てなく覆いかぶさっている。

韓國(guó)國(guó)民にとって今回の大統(tǒng)領(lǐng)選はもはや「どちらかマシなほう」の選択を迫られる狀況になっている。意義のある政策討論も続々と湧いて出るスキャンダルの中に埋もれてしまっており、これは一種の悲哀と言わざるを得ない。（翻訳?編集/川尻）