臺(tái)灣の前駐ニカラグア大使が退任後に臺(tái)灣に戻らず現(xiàn)地にとどまっていることについて、民進(jìn)黨議員から「反逆行為」との批判の聲が上がっている。獨(dú)メディアのドイチェ?ヴェレが3日付で伝えた。

2021年12月10日、ニカラグアのオルテガ大統(tǒng)領(lǐng)は臺(tái)灣との斷交および中國との國交回復(fù)を宣言した。この翌日、ニカラグア政府は臺(tái)灣の呉進(jìn)木?前ニカラグア大使夫妻の貢獻(xiàn)への感謝を示した上で同國の國籍を付與した。これまでに2度ニカラグア大使を務(wù)めた呉氏は、斷交の1月ほど前に退任していたが、臺(tái)灣には戻っていなかった。

これについて、臺(tái)灣民進(jìn)黨の林濁水?元立法委員は呉氏が斷交直前に退任し、斷交するとすぐに國籍を取得したことを疑問視。自身のフェイスブックで「呉氏が斷交前に報(bào)告したのは良い情報(bào)ばかりだった。斷交という大ごとが発生したのに臺(tái)灣に戻って報(bào)告しない。一貫して不合理だ。これは完全に反逆行為だ」と批判。林氏はまた臺(tái)灣外交部が呉氏を擁護(hù)していることにも不満を示し、「國の安全システムは何をしている？話にならない」とし、呉氏の年金の沒収も主張した。

民進(jìn)黨立法委員の趙天麟氏も「外交部の機(jī)密に関係する人物が離職してなお現(xiàn)地に滯在しているのは、國家機(jī)密保護(hù)の抜け穴を生む恐れがある」と指摘。「外交部は呉氏に中國との関係がないか詳しく調(diào)べるべきだ」と訴えた。

一方、臺(tái)灣外交部は3日、呉氏について「昨年9月28日に個(gè)人的な人生計(jì)畫から退職の申し出があり認(rèn)めた。（同年）11月17日に退任し、手続きは適切に行われた」とし、「呉氏は夫人の健康問題から現(xiàn)在は臺(tái)灣に戻ることができない」との説明を繰り返した。昨年12月23日に呉釗燮?外交部長(zhǎng)は「呉進(jìn)木氏の夫人の體調(diào)がすぐれず、長(zhǎng)距離の移動(dòng)ができないために退職を申請(qǐng)した」と説明していた。

ニカラグアが斷交を発表したことにより、臺(tái)灣と國交を持つ國は14となっている。（翻訳?編集/北田）