2022年1月4日、中國メディアの網(wǎng)易に、韓國のアイドルグループメンバーとして活動する中國人タレントがある「作法」をしなかったことで物議を醸したとする記事が掲載された。

記事は、韓國では新年を迎える際に蕓能人がファンに対して、あるいは若年者が年長者に対してひざまずいて両手を地面につけ額づく「クンジョル」とお辭儀をする習(xí)慣があるとした上で、韓國のアイドルグループEVERGROWの中國人メンバーであるイロン（王怡人）はこのお辭儀を拒否したと紹介。他のメンバーがファンの前でクンジョルをする中でイロンだけはただ一人立ち続け、右手の拳を左手のひらで包む中國式の敬禮「拱手」で新年のあいさつを行ったと伝えた。

そして、イロンがその後「私は特に愛國心が強(qiáng)いので、韓國人に額づくことは受け入れられない。中國人である私は簡単に他人に、ましてや他國の人に額づくことはできない」とコメントしたことを紹介している。

その上で、韓國のネット上では「韓國に來て活動する以上は、韓國の文化を尊重してクンジョルをすべきだ」との批判が飛び出した一方で、「韓國に來たとしても中國人であることには変わりない。中國人にはクンジョルの習(xí)慣はないのだから」と理解を示す意見も見られたとした。また、中國のネットユーザーはイロンの行動を全面的に支持し、「どの國にいようが彼女は中國人。誰に対するリスペクトも欠いたわけではなく、自分の方法で新年のあいさつをしただけだ」といったコメントを寄せていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）