2022年1月4日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、北京市の昨年1年間の大気汚染狀況が前年に比べて改善され、初めて國(guó)の定める基準(zhǔn)を全面的にクリアしたと報(bào)じた。

記事は、北京市環(huán)境局が4日に発表した最新データによると、同市內(nèi)の大気汚染狀況は気象條件が良かったことも相まって大きく改善し、昨年の大気中のPM2．5平均濃度が1立方メートル當(dāng)たり33マイクログラムと一昨年に比べて13％減少し、中國(guó)政府が定める大気汚染基準(zhǔn)の35マイクログラムをクリアしたことが明らかになったと紹介。また、オゾン濃度についても基準(zhǔn)値を満たしたと伝えた。

世界保健機(jī)関（WHO）が昨年9月に発表した新たなPM2．5濃度基準(zhǔn)は年間平均5マイクログラムとなっており、この基準(zhǔn)からはまだ隔たりがあるものの、現(xiàn)在の中國(guó)のPM2．5濃度はWHOが推奨する第1段階の過渡的目標(biāo)に相當(dāng)するという。

記事は、北京市生態(tài)環(huán)境局の于建華（ユー?ジエンホア）副局長(zhǎng)が昨年1年間に北京市で大気狀況が「良好」だった日數(shù)が288日に上り、2013年に比べて112日増加したと説明するとともに、この10年間の大気汚染改善に向けた努力と改善速度について「かつてないほどだ」と語(yǔ)ったことを紹介した。

その上で、北京市が15年に「22年の冬季五輪に向けて環(huán)境改善を推進(jìn)する」と宣言し、習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席も「クリーンな冬季五輪」開催を約束したと紹介。冬のPM2．5濃度が500マイクログラム近くになるなど、北京市の大気汚染悪化の主要因だった石炭を燃料とする暖房供給を天然ガスによる暖房へと切り替える取り組みを進(jìn)めたほか、市內(nèi)全體で大量の植樹を行うとともに、自動(dòng)車の溫暖化ガス排出基準(zhǔn)の厳格化、製鉄を始めとする各種工場(chǎng)に対する排ガス制御設(shè)備取り付けの義務(wù)化などを?qū)g施したと伝えた。

そして、北京市発展改革委員會(huì)の來現(xiàn)余（ライ?シエンユー）副主任の話として、北京市での石炭消費(fèi)量が12年の2179萬(wàn)6000トンから21年には150萬(wàn)トン足らずにまで減少し、市全體のエネルギー消費(fèi)に占める割合も25．2％から1．5％足らずにまで下降したと伝えている。（翻訳?編集/川尻）