2022年1月6日、中國(guó)中央テレビ（CCTV）によると、陝西省西安市で発生した妊婦死産トラブルにより、病院幹部や現(xiàn)地衛(wèi)生當(dāng)局関係者が処分を受けた。

中國(guó)メディアの報(bào)道によると、西安市の妊婦が今月1日に激しい腹痛を覚えたため同市內(nèi)の西安高新醫(yī)院に運(yùn)ばれた際、病院が「PCR検査の陰性証明の有効期限が切れており入院できない」と受け入れを拒否。2時(shí)間ほど病院の入口で待たされた妊婦は大量出血を起こし、妊娠8カ月だった胎児は死産となった。妊婦の家族が4日にネット上で告発を行い、陝西省の婦人団體が當(dāng)局に調(diào)査を求めるなど注目を集めた。

CCTVは、陝西省と西安市の衛(wèi)生健康委員會(huì)が立ち上げた専門(mén)家チームが5日に調(diào)査を?qū)g施し、過(guò)失による醫(yī)療事故であると認(rèn)定したことを紹介。市の衛(wèi)生健康委員會(huì)が同病院に対して進(jìn)んで妊婦と意思疎通を行なった上で妊婦の健康回復(fù)、慰謝料などの賠償交渉などを進(jìn)めるよう命じるとともに、社會(huì)に対して謝罪を行うこと、院內(nèi)の管理強(qiáng)化や診療フローの改善を命令したと伝えている。

報(bào)道によると、同病院は関係者の処分を行い、総経理を停職処分とするとともに、外來(lái)診療部と醫(yī)務(wù)部の関係責(zé)任者を免職処分にしたほか、中國(guó)共産黨の同市規(guī)律検査委員會(huì)が新型コロナ期間における応急作業(yè)要求不徹底、職務(wù)怠慢などを理由として同市救急センターの共産黨支部主任、同市衛(wèi)生健康委員會(huì)主任に対して黨內(nèi)警告処分を下したという。

このトラブルについて中國(guó)のネットユーザーは「コロナとの戦いの圧力で、人本位という言葉が失われるのが怖い」「妊娠8カ月の子がこんな形で……殘念すぎる」「子どもがいなくなってしまったら、どんなに賠償をもらってもしょうがない」「世論からの強(qiáng)い圧力がなかったら、処分されなかったかも」「こういう痛ましい出來(lái)事はしっかり調(diào)査して処分しなくてはいけない」といった感想を殘している。（翻訳?編集/川尻）