中國(guó)では、いわゆるアダルトグッズの売り上げが急増している。売り上げ増をもたらしている主力は女性だ。女性向け商品の場(chǎng)合、男性が購(gòu)入してプレゼントするという狀況もある。

中國(guó)國(guó)內(nèi)でアダルトグッズを扱う會(huì)社は9萬(wàn)社を大きく上回るようになったが、2021年1－6月に新たに登記した會(huì)社だけで4萬(wàn)4000社に達(dá)したという。まさに「雨後のたけのこ」?fàn)顟B(tài)だ。しかし、アダルトグッズを使った経験のある中國(guó)人の割合はまだ38．5％程度で、日本人の78．1％にはるかに及ばない。歐米人の場(chǎng)合には、日本人以上に経験者の割合が高いという。

アダルトグッズを使う中國(guó)人が増えた背景には、人々の考え方の変化もあるが、ネット通販の普及が大きく関係しているという。業(yè)者側(cè)にとってネット通販の場(chǎng)合には、実店舗に比べて利益率は半分程度になってしまうが、その半面で顧客のリピート率は高まる。すでにアダルトグッズの販売の57％がネット通販によるものだ。また実店舗でも「無(wú)人販売」を行っている場(chǎng)合がある。

また、獨(dú)身者が増加していることも、アダルトグッズの販売増加に関係しているとされる。不完全な統(tǒng)計(jì)ではあるが、獨(dú)身中國(guó)人の數(shù)は2億40000萬(wàn)人を上回ったとの見(jiàn)方がある。

上海市に本社を置く市場(chǎng)リサーチ?xí)绀伟鹬J詢（i－リサーチ）によると、調(diào)査対象者の28．1％がアダルトグッズを「生活において大いに受け入れている」と回答し、34．8％が「試してみたい」と答えたという。

さらに、中研産業(yè)研究院の調(diào)べによると、中國(guó)のアダルトグッズを購(gòu)入する人の8割程度は女性という。女性の購(gòu)入者が多いのは、「趣味の下著」などの購(gòu)入が早い時(shí)期に広まったことが関係している。さらに女性向け商品については、男性が購(gòu)入してプレゼントすることが、販売量を押し上げている。同研究院によれば、17年における趣味の下著の販売量は10億點(diǎn)で、購(gòu)入者數(shù)は2億人だった。うち女性は70％だったという。

アダルトグッズの代表ともされる「人形タイプ」の商品の場(chǎng)合、15年の販売量は10萬(wàn)體だったが、20年には200萬(wàn)體に達(dá)した。また、21年におけるアダルトグッズ全體の市場(chǎng)規(guī)模は2000億元（約3兆6000億円）に達(dá)した。

アダルトグッズを扱う業(yè)界については、ブランディングが困難という問(wèn)題がある。まず、派手なマーケティングや宣伝をすれば批判を浴びてしまう。そのため大きなマーケティング戦略を立てられず、結(jié)果として似通った製品ばかりになてしまう。そして、顧客にブランドとしての記憶をもたらすことができていない。新規(guī)參入する業(yè)者が極めて多いのは、業(yè)界は前途有望と考える人が多い証拠だが、自社を「差別化されたブランド」として育てられないことは、長(zhǎng)期的発展に不利と見(jiàn)なす聲もある。（翻訳?編集/如月隼人）