2021年10月に開催された第44回國際大學(xué)対抗プログラミングコンテスト（ICPC）優(yōu)勝チームの一員だったロシア人のバレリア?リャブチコワさんがこのほど、華為技術(shù)（ファーウェイ）のニジニ?ノブゴロド研究所に入所した。ファーウェイは、世界的にトップクラスの人材を研究開発スタッフとして招き入れて技術(shù)開発スタッフの陣容を強化することに注力している。

ICPCは3人からなるチームによる大學(xué)対抗戦であり、國內(nèi)予選、地區(qū)予選、世界大會（決勝大會）といった順で行われる。20年のコンテストには、104カ國の3406校の大學(xué)から5萬8963人の學(xué)生が參加した。リャブチコワさんはロシア國立ニジニ?ノブゴロド大學(xué)のチームの一員として參加した。同年の世界大會は新型コロナウイルス感染癥の影響のため延期され、21年10月にロシアの首都のモスクワで開催された。

決勝大會に參加したのは118チームだったが、リャブチコワさんのチームは唯一、出題された12問全てを解けたという。

リャブチコワさんは今年22歳で、ICPC參加時には國立ニジニ?ノブゴロド大學(xué)の情報科學(xué)數(shù)學(xué)機械研究所に所屬する學(xué)生だった。指導(dǎo)教官のシュメレフ?アレクセイ氏がリャブチコワさんの才能を見出して、ICPCに臨むための訓(xùn)練をさせたという。

アレクセイ氏は21年5月にファーウェイのニジニ?ノブゴロド研究所での仕事を始めた。リャブチコワさんはアレクセイ氏の影響もあり、同年12月21日に、同研究所の一員になった。スマートコンピューティングの加速技術(shù)の研究に従事することになったという。

ファーウェイはしばらく前から、全世界規(guī)模で優(yōu)秀な技術(shù)や理論人員をグループ陣営に加えることに注力している。フランスでは21年秋に、「受賞はノーベル賞以上に難しい」などとも言われる數(shù)學(xué)のフィールズ賞を受賞したフランス人のローラン?ラフォルグ氏を招き入れた。ファーウェイのフランス國內(nèi)の研究所ではラフォルグ氏以外にも、フィールズ賞受賞者3人が研究に參加し、若手の育成もしている。

なお、日本人のあるプログラマーによると、リャブチコワさんが參加したようなプログラミングコンテストでは、一般的にイメージされるプログラミングよりも數(shù)學(xué)の比重が大きく、「數(shù)學(xué)力の勝負」といった面が強いという。

ファーウェイの人材確保については、自社の研究開発に大きな貢獻をすると思われる人材には高額の報酬を用意することでも知られる。21年には、學(xué)生時代に大きな実績を上げていた國內(nèi)の複數(shù)の研究者を、最高で年俸3000萬円以上（日本円換算）で迎え入れたことでも話題になった。（翻訳?編集/如月隼人）