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今や日本の若者は學(xué)校を出ても給與が低く、やりがいが少なく、昇進(jìn)の機(jī)會も少ない労働環(huán)境に足を踏み入れるしかない。寫真は東京。
「第二次大戦後の奇跡的な復(fù)興」から「失われた30年」まで、日本の経済成長は長期的に見ると活気がなく振るわない狀態(tài)にある。今や日本の若者は學(xué)校を出ても給與が低く、やりがいが少なく、昇進(jìn)の機(jī)會も少ない労働環(huán)境に足を踏み入れるしかない。結(jié)婚しない、子どもを産まない、仕事をしない、家から出ない道を選択する人もいれば、年老いた両親の傍らに引きこもって「パラサイト?シングル」になる人もいる。日本の著名な人口學(xué)者で內(nèi)閣府の民間議員を務(wù)める中央大學(xué)の山田昌弘教授は、「同じアジア諸國の中國や韓國なども同じように少子高齢化が引き起こすさまざまな社會問題に直面しており、日本のソリューションや経験、教訓(xùn)はもしかしたら中韓にも參考になるかもしれない」と話す。環(huán)球時報が伝えた。
■パラサイト?シングル
山田氏は、「家族単位で考えれば、親は子どもが自分たちよりよい暮らしをしてほしいと思い、子どもは少なくとも親の世代以下の生活はしたくないと考える?,F(xiàn)在の日本の若者の親世代(1960年以前生まれ)はちょうど日本経済の高度成長期に當(dāng)たり、高い給與をもらい、資産を持っており、退職金も相対的に手厚く、中産階級の仲間入りを果たしたという人々だ。これとは対照的に、若者世代(1970年以降生まれ)が學(xué)校を卒業(yè)した頃、働く機(jī)會が減少し、給與水準(zhǔn)が下がり、親世代が手に入れた中産階級の身分を維持することすら難しい」と述べた。
山田氏は、「日本では多くの低所得層が今なお両親と一緒に生活しており、年齢は20歳から50歳くらいだ。両親が生きてさえいれば、『子ども』である彼らは結(jié)婚せず、子どもを産まず、仕事をしなくても、生活はできる?!亥靴楗单ぅ?シングル』と非難される」と説明した。
日本の若者の仕事や収入の狀況が、彼らの結(jié)婚や子どもに関する考え方に直接影響を及ぼしている。山田氏は取材に、「安定した仕事につかず、収入も少ない男性は女性に好かれることが難しく、300萬円から400萬円ほどの年収がなければ結(jié)婚戀愛市場の入場券すら手に入らない。このような狀況が多くの男性をしり込みさせ、いっそのこと結(jié)婚や子どもを諦める。高所得の女性はふさわしい相手に出會えなければシングルを選択し、なんとか結(jié)婚した女性は家庭に入って外に出なくなる傾向があるが、男性の収入が減っているので、結(jié)婚しても安心して専業(yè)主婦暮らしをするわけにはいかず、スーパーやコンビニでレジ打ちをしたり、清掃などの肉體労働をしたりして家計を助けなければならない。こうした仕事で満足感を得るのは難しい。歐米諸國では移民がする仕事を、日本では若者がしている」と述べた。
■「上昇への憧れ」を失った若者
山田氏は取材に答える中で、「歐米の比較的ゆとりある社會環(huán)境に比べ、東アジア諸國は『若いときに努力して上に行かなければ、後からでは挽回できない』社會だ。全體として言えることは、男性はどのレベルの大學(xué)に行くかでどのレベルの會社に入るかが決まり、さらには將來の生活レベルまで決まってしまう。女性はどのレベルの男性と結(jié)婚するかで、將來の生活レベルが決まる。この2本の道は『今いる階層からの下降』を防止するための重要なルートだ」と述べた。
殘酷なことに、日本の大學(xué)進(jìn)學(xué)率は約50%で、名門大學(xué)には入れるのはそのうちのごく一部だ。學(xué)歴社會の日本では、高卒以下は生きていくのが難しく、自暴自棄になって徹底的に社會に背を向ける人も少なくない。こうした「下降を回避するための競爭」の勝利者は、學(xué)歴を足がかりにして安定した仕事を見つると、それ以降は「上昇への憧れ」を失い、毎日をただひたすら穏やかに過ごしたいと願うようになる。
こうした日本の若者は自分の將來が心配にならないのだろうか。山田氏が出した答えは簡単で、「彼らはつまるところ將來のことは考えていない」という。
■若者が希望を持つにはどうしたらいいか?
この狀態(tài)が長く続けば、日本は大勢の國民が「集団で下降移動する」初の先進(jìn)國になるだろうか。山田氏は、「下降ではなく、知らず知らずのうちに徐々に衰退していくだろう。下降は高いところから突然下に落ちることだが、日本の狀況は『ゆでガエル』のようなもので、最も危険なのは、変化が少しずつ発生していながら、日本人は少しも気づかない中で貧困に陥っていくことだろう」との見方を示した。
山田氏は、「今の日本の若者は途方に暮れることはないが、『上昇志向』の原動力や願望を失っている、こうした若者に未來はない。今ある問題はおそらく20年後に集中的に顕在化するだろう。その頃の日本がどんな様子か想像しがたい。きっと、こうした『子どもたち』は年齢が上がり、仕事がなく、かなりの確率で両親の貯金を當(dāng)てにして生活し、真の貧困に陥り、階層が『下降移動する』流れは止められないだろう」と述べた。
山田氏は試みとして次のような対策を打ち出している?!竼栴}解決のカギは『若者に希望を抱かせること』であり、仕事では従來の年功序列型の賃金體系を打破し、若者にも管理職に昇進(jìn)する可能性を與えることが必要だ。結(jié)婚や出産に関しては、両親と子どもが同居するパラサイト文化から脫して、パートナーを探し、家庭を構(gòu)えるための準(zhǔn)備をするべきだ。また社會全體が若者へ希望に満ちた環(huán)境を提供すべきだ」。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)
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