米華字メディア?多維新聞は12日、チェコの駐中國(guó)大使が今年2月に開催される北京冬季五輪を支持したことで更迭される可能性があると報(bào)じた。チェコではジャン?リパフスキー外相が就任して以降、対中姿勢(shì)に明らかな違いがみられると指摘している。

チェコのウラジミール?トムシク駐中國(guó)大使は2021年末、「ゼマン大統(tǒng)領(lǐng)は北京五輪を全面的に支持している」と中國(guó)メディアに明かした。しかし、リパフスキー外相は今年1月9日、北京五輪を支持する聲明を出さないよう同大使に要請(qǐng)したという。リパフスキー氏は、同大使の発言はチェコ外交部が準(zhǔn)備する中國(guó)との関係に合致しないとしている。

リパフスキー氏は「トムシク大使を更迭するか」との質(zhì)問(wèn)には応じず、「大使が大統(tǒng)領(lǐng)の見解を伝えるのを止めることはできないが、外交に責(zé)任を負(fù)うのは政府だ」と述べるにとどめたという。

記事は、チェコの大統(tǒng)領(lǐng)および新政権は、親中だった以前と明らかに異なっていると説明。リパフスキー氏がこれまで中國(guó)に対して強(qiáng)硬な姿勢(shì)を取ってきたことでも知られていること、同氏が就任後は「人権外交」を推進(jìn)し、中國(guó)やロシアとの関係を見直すと述べていたことに觸れた。

一方、ゼマン大統(tǒng)領(lǐng)は中國(guó)寄りで知られるものの、「チェコの政治體制では大統(tǒng)領(lǐng)が象徴的な役割を果たすことが多く、実権はあまりない」と伝えている。（翻訳?編集/北田）