中國新聞社 2022年1月15日(土) 12時0分
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中國の浙江省では「世界最古の米?!工k見されている。このような農(nóng)業(yè)の起源の研究は、農(nóng)業(yè)という範囲をはるかに超えた意義を持つ。稲作の開始は、果たして社會に何をもたらしたのだろうか。
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中國メディアの中國新聞社はこのほど、さまざまな専門家の解説を総合して、浙江省で見つかった「最古の米?!工蚯肖昕冥恕⑥r(nóng)業(yè)の起源の研究は農(nóng)業(yè)の範囲をはるかに超えた當時の社會を解明する意義を持つと紹介する記事を発表した。以下は、記事內(nèi)容の主要部分に若干の説明內(nèi)容を追加して再構(gòu)成した文章だ。
【その他の寫真】
■「くすんだ褐色の米1?!工踏à皮欷毪长?/p>
北京市內(nèi)にある中國國家博物館で2021年末に開催された特別展「稻·源·啓明——浙江上山文化考古」では、ある米粒が展示された。くすんだ褐色の米粒は、約1萬年前に収獲された「世界最古の米?!工趣い?。
重要なのは、この米粒が野生の稲の種子ではなく、人が栽培した稲から採れた米粒だったことだ。発見されたのは浙江省內(nèi)の上山遺跡群だ。
遺跡が初めて調(diào)査されたのは2000年9月だった。最初に調(diào)査されたのは今から5300年前に始まり4000年前ごろまで続いた良渚文化に屬する墓だった。調(diào)査チームは翌年、長さ11メートル、幅6メートルの3列の柱が並ぶさらに古い建物の基礎(chǔ)を発見した。そして、大量の石包丁や土器も見つかった。土器の生地には稲もみが練り込まれていた。放射性炭素による測定により、この上山文化が始まったのは、1萬年ほど前と結(jié)論づけられた。
研究の結(jié)果、見つかったのは世界最古の彩色土器であり、建物は中國最古の村落のものと判斷された。現(xiàn)地は世界最古の水稲栽培の地との結(jié)論が出された。発見された稲穂の軸は、野生の品種と人が栽培する品種の両方の特徴を持っていた。そのため、栽培されていた稲は品種選択の初期段階にあったと判斷された。
■そして人は「酒」を飲み始めた
また発見された墓の近くで出土した土器の壺からは糊化したでん粉が検出された。しかも、そのでん粉からは、低溫での発酵が進行していたことも分かった。
米スタンフォード大學の東アジア言語文化科の劉莉教授は、上山文化で発見された細口で胴部が膨らんだ壺に注目する。劉教授によると上山文化に屬する橋頭遺跡で発見された土器から麹を作るのに使えるカビや酵母が発見された。劉教授はそのため、麹を使った酒づくりが始まったのは上山文化だと考えている。
現(xiàn)在の中國において酒は「社交の道具」として極めて重要だ。宗教の儀式でも酒は大いに使われる。上山文化における酒づくりには、現(xiàn)在まで連綿と続く中國の酒文化をも連想させられてしまう。
■人類が「穀物」を主食にした意義とは
世界の三大主食とされるのは、西アジア原産の大麥と小麥、中南米原産のトウモロコシ、東アジア原産の稲だ。世界規(guī)模で見て、穀物の栽培が始まったのは今から1萬年ほど前だった。
穀物が重要なのは、1年あるいはそれ以上の長期保存ができることだ。それまで小さなグループごとの狩猟採集の生活していた人類は、食べ物を求めて流浪の生活をする必要がなくなった。定住して集団で農(nóng)業(yè)を行うことで、世界のさまざまな場所で都市も発生した。
英國ロンドン大學大學院考古學院のドリアン?Q?フラー教授によると、世界20カ所で、作物の栽培がおこなわれた最も古い証拠が見つかった。長江デルタ南部の上山文化は、その一つという。
中國には上山文化を含め、約1萬年前に人々が米を食べていたことが判明した遺跡が4カ所ある。しかし上山文化以外の遺跡で利用されていたの野生の稲で、人々は洞窟に住んでいた。上山文化こそは、人が最初に洞窟を出て平地において定住あるいは半定住生活を行い、稲を「作物」として利用した最先端の文化だった。
中國社會科學院考古研究所の趙志軍研究員は、上山文化では石製の鎌や脫穀のための石器、石斧、さらには土器などのさまざまな道具が使われていたと指摘する。人々は作付け、収獲、加工といった、各段階に分かれる仕事をこなすようになった。
そして稲作が波及した太湖地區(qū)では人口が大幅に増加して、大規(guī)模な水利建設(shè)も行われた。このことは、當時の社會が「目の前の食べ物」を得ることに直接寄與しない労働力を大量に使えるようになっていたことを物語る。
中國の北部では上山文化とほぼ同時期に粟(あわ)の栽培が始まっていた。しかし米づくりは粟に比べて、水の利用や管理が著しく複雑だ。社會組織もより複雑になる。そして水稲栽培は社會に「新たな食の方式」をもたらしただけでなく、宗教や世界観、さらには美術(shù)などさまざまな分野に大変化をもたらしたはずだ。この大変化をさらに詳しく知るために、研究せねばならないことは、まだまだ多いという。(構(gòu)成 / 如月隼人)
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