米國の中國語ニュースサイトの多維新聞は14日、中國の次期外交部長（外相）候補(bǔ)に中國の外交政策を擔(dān)う中央外事工作委員會(huì)弁公室の劉建超（リウ?ジエンチャオ）副主任が浮上していると報(bào)じた。

記事によると、劉建超氏は11日、最高指導(dǎo)部メンバーである政治局常務(wù)委員7人が出席した省部級(jí)の上級(jí)セミナーで、中國の臺(tái)灣政策を主管する國務(wù)院臺(tái)灣事務(wù)弁公室の劉結(jié)一（リウ?ジエイー）主任や中央財(cái)経委員會(huì)弁公室の韓文秀（ハン?ウェンシウ）副主任らと同列に座ったことから、外交部で通常業(yè)務(wù)を擔(dān)當(dāng)する楽玉成（ラー?ユーチョン）副部長を追い越して「外交部の統(tǒng)治者」となる可能性があるとの見方が出ているという。

1964年2月生まれで現(xiàn)在57歳の劉建超氏は、英オックスフォード大學(xué)留學(xué)後に外交部入り。同部の最も有名な報(bào)道官の一人として、外交部新聞司の司長を2度務(wù)めた。

一方で、海外駐在歴は少なく、2009年から13年まで駐フィリピン特命全権大使と駐インドネシア特命全権大使をそれぞれ務(wù)めたが、いわゆる大國駐在歴がないため、有力視されていなかった。

また、地方政治と中央規(guī)律検査委員會(huì)に攜わった経歴は外交部の中では異例で、記事は「中國の新たな外交部長候補(bǔ)の中で劉建超氏の経歴は『獨(dú)立獨(dú)歩』だ」とも伝えている。（翻訳?編集/柳川）