中國新聞社 2022年1月18日(火) 23時(shí)20分
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中國では、近代的なビルでも「中國的要素」が取り入れられている場合が多い。巨大建築についても長い歴史がある中國が、西洋建築と出會(huì)った際には何が発生したのだろうか。寫真は北京市內(nèi)の故宮博物院の建物の一つ。
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中國では、近代的なビルでも「中國的要素」が取り入れられている場合が多い。長い歴史を通じて巨大建築を作る経験も豊富だった中國が西洋建築と出會(huì)った際には、どのようなことが発生したのか。そして今は何を目指しているのか。中國蕓術(shù)研究員建築蕓術(shù)研究所の崔勇研究員はこのほど、中國メディアの中國新聞社の取材に応じて、そのあたりの事情を解説した。以下は、崔研究員劉の言葉に若干の説明內(nèi)容を追加して再構(gòu)成したものだ。
【その他の寫真】
■中國人が建物建設(shè)に際して「風(fēng)水」を重んじた理由とは
中國の伝統(tǒng)建築には古くからの思想が強(qiáng)く反映されている特徴がある。つまり、人と環(huán)境や自然は有機(jī)的に結(jié)合しているとの考えだ。建物について「風(fēng)水」を重んじたのにも、建築物と周囲の環(huán)境を調(diào)和させる考えが背景にある。
中國では地勢などに配慮して、建築物と都市、園林の三位一體型の造成が行われた?!干饯谓帧工趣庋预à?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=重慶'>重慶、長江が支流の漢江の合流點(diǎn)にある武漢はその一例だ。
中國では主に木材を使って建物を作ったことも、自然や環(huán)境と調(diào)和する景観を生み出すために奏功した。一方で西洋では古代ギリシャ?ローマの時(shí)代から石造建築が多かった。そして高さが求められたために、建築自體が周囲から浮き上がる彫像のようになっていった。ゴシック様式の建築は、まるで天と高さを競い合っているようにも見える。
歐米の建築家で、中國古來の考え方に注目した人もいる。例えば、西洋現(xiàn)代建築の開祖となったフランク?ロイド?ライトは老子の思想に共鳴し、建築物を自然の延長と考えた。米ペンシルベニア州に建てられたカウフマン?。渌P)は、自然と有機(jī)的に結(jié)びつけられた建築の典型だ。
■20世紀(jì)になり、中國建築と西洋建築がもがきながら衝突
中國に西洋建築との出會(huì)いによる衝撃、あるいは不安や焦りがもたらされたのは1910年代から1920年代にかけてだ。西洋の科學(xué)や文化、思想が本格的にもたらされた時(shí)期だった。建築の世界では西洋建築の建材や技術(shù)、概念などが取り入れられた。
當(dāng)時(shí)は、中國で西洋建築を手掛けた最初の世代である梁思成ら複數(shù)の建築家が米國の大學(xué)での留學(xué)を終えて帰國した時(shí)期でもあった。中國各地で自國と西洋の建築の融合を目指す試みが始まった。
同時(shí)に、外國の建築家が西洋建築の建材を利用して、中國風(fēng)の建物を作る事例も出現(xiàn)した。代表例の一つが、ドイツ人建築家のエミル?ブッシュが設(shè)計(jì)に関わり、孫文の墓所として江蘇省南京市內(nèi)に作られた中山陵だ。瓦ぶきの屋根は、中國の伝統(tǒng)建築の典型的外観だ。しかし建物そのものは鉄筋コンクリートで作られている。外観は中國式で內(nèi)実は西洋式。中國建築と西洋建築の融合というよりも、両者がもがきながら衝突していると考えてよい。
■世界的な建築思想の急変化と中國の改革開放は同時(shí)期に出現(xiàn)した
世界的に見て、1970年代は建築についての考えが急速に変化した時(shí)期だった。一方で中國では、1976年に改革開放政策が始まった。中國が世界とのつながりを深め、経済が発展したことで、都市や農(nóng)村部の建築も急変化することになった。
1990年代には、中國國內(nèi)で作られる建築物も國際的な雰囲気を持つようになってい
った。しかし一方で、中國の建築界では巨大さや奇抜さを求めて、環(huán)境との調(diào)和を考えない建築も出現(xiàn)するようになった。今もなお、東洋的な蕓術(shù)感覚と、西洋由來の科學(xué)技術(shù)を融合させる最善の方法は見出されていない。
西洋の建築界では、20世紀(jì)には東洋の理念に學(xué)ぶ傾向が生まれた。そして、人間的な感情や感覚、さらには生態(tài)系を重視し始め、個(gè)別の建築物だけでなく、周辺地域や都市全體の公園化が考えられるようになった。総括すれば、建築物と人と環(huán)境を有機(jī)的に結(jié)びつける考え方の定著だ。
中國の建築界は今、伝統(tǒng)的な建築が持つ理念を改めて重視し、後世のために模範(fàn)を示す必要がある。そのためには、東西の現(xiàn)代建築を改めて研究し、良い部分は継承し、さらに発展させねばならない。いずれにせよ、建築とは単に建物を築くだけでなく、人々にとっての故郷を建設(shè)する作業(yè)でもある。この作業(yè)は中國人だけでなく、全人類が共に進(jìn)めている事業(yè)だ。そのために、中國の伝統(tǒng)的な建築の理念は、常に振り返ってしかるべき対象だ。(構(gòu)成 / 如月隼人)
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