中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は17日、福島県など被災(zāi)地の食品を指す「核食」との呼稱を「福食」に改めようとする臺(tái)灣民進(jìn)黨當(dāng)局の動(dòng)きに対し、反発の聲が出ていると報(bào)じた。

民進(jìn)黨立委員の趙天麟氏は16日、「ラクトパミン（ホルモン剤）を含む米國産豚肉の住民投票（輸入停止を否決）を経て、臺(tái)灣社會(huì)はより成熟している。日本の福島産食品を一概に『核食』（放射能汚染された食品）と稱することはできず、正しい名前を定義することが必要だ」と主張した。同じく立法委員の林靜儀氏や黃世傑氏らも同様の主張をしている。

また、立法委員の許智傑氏は「國際基準(zhǔn)を守ることが最も重要。被災(zāi)地食品の輸入を全面的に禁止しているのは大陸（中國）と臺(tái)灣だけ。偏見や無知のために、輸入禁止を継続する必要はない」と述べた。趙氏は環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定（TPP）への加盟を正式に申請(qǐng)したことに觸れ、「國際社會(huì)との連攜への意思を示すのであれば今がその時(shí)だ」とも主張した。

一方、野黨からは批判の聲が上がっている。國民黨の楊植斗副報(bào)道官は「これは『認(rèn)知作戦』の第一歩だ」と指摘。民衆(zhòng)黨立法委員の邱臣遠(yuǎn)氏は「言葉遊びをせず、住民投票の勢(shì)いをもって民意を圧迫してはいけない」と呼び掛けた。國民黨所屬の臺(tái)北市議?王鴻薇氏は「まるで核食を食べることが『?！唬ㄐ腋＃─扦ⅳ毪韦瑜Δ瞬僮鳏筏皮い?。いつまで人民をだますつもりなのか」と痛烈に批判、中國民間放送局?中國広播公司の代表を務(wù)める國民黨員の趙少康氏は「いっそのこと『核電場(chǎng)』（原子力発電所）も『福電場(chǎng)』に変えてはどうか」と皮肉った。

臺(tái)灣メディア?聯(lián)合報(bào)によると、國民黨はこれに先立ち「日本政府が誠意をもって、科學(xué)と事実に基づき、臺(tái)灣人民に日本の輸入食品の品質(zhì)と安全を保証することができれば、日本の核食の輸入に反対しない」との方針を示したが、黨內(nèi)から「日本の核食輸入に反対するのは國民黨の政策であり、2018年の住民投票でも輸入停止が可決（賛成799萬票、反対223萬票）されている。変えることはできない」との異論が出たため、朱立倫主席が「人々の健康をわずかでも害する恐れのあるいかなるものに対しても、國民黨は絶対に100％反対する」と表明した。（翻訳?編集/北田）