2022年1月18日、中國(guó)メディアの新浪時(shí)尚は、衣料品店のユニクロやGUなどを展開するファーストリテイリングが、13日の第一四半期決算発表で減収減益だったことを受けて、中國(guó)市場(chǎng)でのユニクロを分析する記事を公開した。

記事はまず、ファーストリテイリングの第一四半期決算発表の內(nèi)容に言及し、「営業(yè)収益が18．8％減、売上収益が10．8％減」「海外事業(yè)は、中國(guó)市場(chǎng)（中國(guó)、臺(tái)灣、香港）以外が非常に好調(diào)だった」「日本國(guó)內(nèi)で10月中旬まで気溫が高い日が続き、秋冬商品の販売に苦戦」「中國(guó)市場(chǎng)では厳格な新型コロナ対策の行動(dòng)規(guī)制の影響を受けた」と伝えた。

次に「中國(guó)市場(chǎng)でのユニクロの人気には陰りが見え始めている」として、「21年の天貓（Tmall）ダブルイレブン（11月11日の大規(guī)模ECセール）で、それまで5年連続レディース部門の売上首位だったユニクロが、3位に追いやられた。1位はコストパフォーマンスの高い若手デザイナーを集めたITIBで、2位は中國(guó)國(guó)內(nèi)のダウンウェア最大手の波司登（BOSIDENG）だった」ことを紹介し、理由として「中國(guó)市場(chǎng)の変化」を挙げた。

記事は、「當(dāng)初のユニクロは、世界的なファストファッションブームの中で、フリースやウルトラライトダウン、ヒートテックやエアリズムなど、科學(xué)技術(shù)の粋を集めた素材から次々と爆発的なヒット商品と流行を生み出し、ZARAやH＆Mと競(jìng)爭(zhēng)を繰り広げたが、今では國(guó)內(nèi)の大小さまざまなブランドが類似品を販売している」「今のユニクロは価格が安いUbrasなどの中國(guó)國(guó)內(nèi)ブランドや淘品牌（タオバオのオンライン店舗からスタートし、自社ブランドを展開している店舗やブランド）、影響力が強(qiáng)く科學(xué)技術(shù)と機(jī)能性に優(yōu)れたナイキやリーニン（李寧）などのスポーツブランドとの新たな競(jìng)爭(zhēng)に入っている」と指摘。また、「現(xiàn)在の消費(fèi)者の中心を構(gòu)成するZ世代（1995年以降に生まれた世代）の消費(fèi)者たちは、個(gè)性的なものを好む傾向があり、中國(guó)の発展を見ながら育ち、國(guó)産ブランド志向が高い」とした。

さらに記事は、「ユニクロのような外國(guó)のブランドが中國(guó)市場(chǎng)で優(yōu)位性を保つための課題」として、二つを指摘した。一つ目は「『定番』のイメージを返上すること」で、「定番の商品は購(gòu)買回?cái)?shù)は長(zhǎng)続きせず、いくらでも代わりがきき、個(gè)性に乏しいため、Z世代の消費(fèi)者の支持を得にくい」と論じた。二つ目は「製品やサービス以外に、誠(chéng)意をもって中國(guó)の消費(fèi)者に向き合うこと」で、ZARAやH&Mがそれぞれ中國(guó)のデザイナーブランドとのコラボを発表したことに言及し、「ユニクロはこの方面が全く白紙のまま、UNIQLOFLOWERという花屋を新たに展開している。SNSなどで若い消費(fèi)者の注目を集めてはいるが、消費(fèi)者の興味がどこまで持続するか、どれほどの利益を上げられるかは未知數(shù)だ」とした。

最後に「ユニクロの問題は、世代を問わず生活のあらゆるシーンをカバーする商品をそろえることではない」「中國(guó)市場(chǎng)で利益を上げ続けるには、主領(lǐng)域のアパレル業(yè)界でいかに突き抜けるかにかかっている」と論じた。（翻訳?編集/原邦之）