中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は19日、「韓國(guó)の文化輸出の影響力が日本を追い越し始めた」とする黒龍江省社會(huì)科學(xué)院東北アジア研究所所長(zhǎng)、笪志剛（ダー?ジーガン）氏の文章を掲載した。

文章はまず、「韓國(guó)文化産業(yè)振興院が最近発表した推計(jì)データによると、韓國(guó)の2021年の文化コンテンツ輸出は前年比7％増の115億ドル（約1兆3000億円）に達(dá)する見通し」と紹介。5年前と比べると92％の増加で、「韓流」が世界の要所でライバルを打ち負(fù)かしていることは韓國(guó)の文化輸出の影響力が世界範(fàn)囲で日本を追い越し始めたことを表しているとの考えを示した。

さらに日本のクールジャパン戦略は韓流との戦いの中で勢(shì)いを失ってきているとも述べ、ドラマや映畫だけでなく漫畫?アニメ、化粧、ファッション、音楽などの分野でも「後から來て先の者を追い越した」と言及。そして「韓流が世界のあちこちで盛り上がっている原因を三つの要素が説明してくれるだろう」とし、「秩序ある國(guó)家戦略との連攜」「官、産、學(xué)、研が連攜してそれぞれの職責(zé)を果たしていること」「國(guó)際化の要素が溶け込んだ多元的な価値観」の3點(diǎn)を挙げた。

文章は、一つ目の「國(guó)家戦略」について金大中（キム?デジュン）大統(tǒng)領(lǐng)が1998年に文化産業(yè)の発展を21世紀(jì)の支柱産業(yè)として確立する戦略を打ち出したと紹介した他、「文在寅（ムン?ジェイン）政権の時(shí)代になると文化産業(yè)拡張予算が占める割合は20％に達(dá)し、文化産業(yè)は國(guó)の外交にも用いられている」などと説明。二つ目の「官、産、學(xué)、研の職責(zé)」については、「國(guó)家予算による支援を通じて韓流を強(qiáng)大にする過程で、政府の文化管理部門および海外にある文化発信機(jī)関、企業(yè)やシンクタンクなどが異なる視點(diǎn)から戦略的提案を行い、協(xié)力を強(qiáng)化した」と紹介した。

三つ目の「価値観」については「自國(guó)の文化市場(chǎng)が相対的に小さく、単一モデルだという劣勢(shì)を回避するため、韓國(guó)は近年、韓流の重點(diǎn)方向としてますます海外市場(chǎng)にねらいを定めるようになった」と述べ、多元的な価値観の尊重、世界の異なる地域の人々が持つ文化消費(fèi)ニーズへの対応、新たな世代の好みに合わせた革新、さまざまな國(guó)の人や企業(yè)の協(xié)力參加などの面から成功の道を模索したと論じた。文章はまた、韓流ファンが世界各地に広がっていることに言及し、男性グループBTSやドラマ「イカゲーム」などの世界的人気にも觸れている。（翻訳?編集/野谷）