中國の映畫監(jiān)督のチャン?イーモウ（張蕓謀）が、中國伝統(tǒng)地方劇の秦腔（しんこう）の世界を描く作品で、初めてドラマを撮るのではないかと報(bào)じられている。

21日、昨年12月に制作許可を取得した作品リストが明らかになり、その中に含まれていたことで複數(shù)の中國メディアが報(bào)じたもの。2019年に中國最高峰の文學(xué)賞「茅盾文學(xué)奨」を受賞したチェン?イエン（陳彥）氏の長(zhǎng)編小説「主角」を実寫化するプロジェクトでは、かねてからチャン?イーモウ監(jiān)督の初ドラマ作品になるのではないかと言われていたが、本格的な動(dòng)きを見せ始めたことで注目を浴びている。

「主角」は陝西省や甘粛省など中國西北部で広まった伝統(tǒng)劇?秦腔の世界を描く物語。羊飼いの少女が秦腔の劇団に入り、下積みから徐々に頭角を現(xiàn)わし、社會(huì)の大きな変化にもまれながら、“秦腔皇后”の名聲を轟かせるまでの人生を追う。

チャン監(jiān)督は陝西省西安市の出身で、西北の大地を舞臺(tái)にした作品や、歴史を背景に中國の伝統(tǒng)文化を描く作品を多數(shù)発表してきた。このため、「秦腔の役者を描く作品なら、チャン監(jiān)督が誰よりもふさわしい」とネットユーザーの間からも納得を示す聲が。コン?リー（鞏俐）やチャン?ツィイー（章子怡）など數(shù)多くの人気女優(yōu)を世に送り出してきたチャン監(jiān)督だが、主演女優(yōu)のキャスティングに早くも注目が集まり、これまで一緒に仕事をした女優(yōu)ではなく、西北方言のネイティブから選ばれるのではないかとの聲も上がっている。（Mathilda）