中國新世代のキャリアロケット、今年初の打ち上げ任務を遂行へ―中國メディア

人民網日本語版    2022年1月25日(火) 5時50分

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「長征8號遙2」キャリアロケットはすでに工場出荷前のすべての研究?製造活動を終え、21日に安全に中國文昌宇宙発射場に運搬された。

中國航天科技集団有限公司第一研究院によると、「長征8號遙2」キャリアロケットはすでに工場出荷前のすべての研究?製造活動を終え、21日に安全に中國文昌宇宙発射場に運搬された。同ロケットはこの後、発射場で総組立とテストを行い、2月下旬から3月上旬にかけてタイミングを見計らって打ち上げ任務を遂行する見通し。これは中國新世代キャリアロケットの今年初の打ち上げ任務となる。光明日報が伝えた。

長征8號は新世代中型2段液體ストラップオンキャリアロケットだ。うち1段目は液體酸素/ケロシンを推進剤に採用し、推力120トン級の2臺のYF-100エンジンを採用。2段目は液體水素/液體酸素を推進剤とし、推力8トン級の2臺のYF-75エンジンを採用し、二次起動能力を持つ。直徑2.25メートルの2臺の液體ブースターを取り付け、液體酸素/ケロシンを推進剤とし、それぞれ推力120トン級の1臺のYF-100エンジンを採用。ロケット全體の全長は50.3メートル、1段目の直徑は3.35メートル、2段目の直徑は3メートル、一機のブースターの直徑は2.25メートル。離陸質量は約356トンで、主に近地球軌道もしくは太陽同期軌道へのペイロード打ち上げに用いられ、5トンのペイロードを高度700キロメートルの太陽同期軌道に打ち上げられる。

同研究院長征8號キャリアロケット主管管制官の朱錫川(ジュウ?シーチュワン)氏は、「長征8號はグリーンで環(huán)境に優(yōu)しい液體推進剤が採用され、モジュール化組み合わせのアプローチで研究?製造された。現(xiàn)役及び新世代キャリアロケットの研究?製造成果を十分に吸収し、優(yōu)れた継承性、先進性、適応性、経済性を持ち、中國の太陽同期軌道への打ち上げ能力の空白を埋め、將來の低?中軌道への高密度打ち上げ任務の需要を満たせる」と述べた。(提供/人民網日本語版?編集/YF)

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