米國の中國語ニュースサイトの多維新聞によると、中國國営新華社通信は23日、米國こそ「債務(wù)のわな」のつくり手だとする記事を掲載した。

記事はまず、米國の一部の政治家は他國を標(biāo)的としていわゆる「債務(wù)のわな」問題を頻繁に騒ぎ立て、この概念を借用して発展途上國の投資協(xié)力を邪魔し壊そうとたくらんでいるとした。

その上で、「債務(wù)のわな」が存在するなら、米國こそそのつくり手であり、その目的は、米國の資本が発展途上國の良質(zhì)な資産を交代で刈り取れるようにして、発展途上國の債務(wù)返済能力を著しく傷つけ、発展の基盤を弱體化させ、経済的飛躍を阻止することだとした。

さらに、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）により、全世界の債務(wù)が大きく増加し、アフリカや中南米などの発展途上國の債務(wù)リスクが注目される中、米國は良い機會とばかりに「債務(wù)のわな」問題を騒ぎ立て、発展途上國の互恵協(xié)力を中傷しているとも主張した。

記事は、債務(wù)関係の形成自體は通常の経済行為であり、厳しい政治的條件を付加する債務(wù)や悪意ある目的を持つ債務(wù)のみに「わな」が存在し、「債務(wù)のわな」を騒ぎ立てるのは、経済の問題を一般化、政治化することに他ならないとした。

その上で、中國の王毅（ワン?イー）外相が1月にケニアを訪問した際、中國がアフリカとの協(xié)力で「債務(wù)のわな」をもたらしているとする主張があることについて、いわゆるアフリカの「債務(wù)のわな」という見方は全く事実ではなく、一部の人々が下心を持って騒ぎ立てているものだとコメントしたことを伝えている。（翻訳?編集/柳川）