米華字メディア?多維新聞は、20年かけてようやく米國から購入するに至ったF-16戦闘機(jī)について、臺(tái)灣當(dāng)局が購入を後悔している可能性があるとする記事を掲載した。

記事は、米誌ナショナル?インタレストの1月29日付報(bào)道を引用。米國のトランプ前大統(tǒng)領(lǐng)が19年、臺(tái)灣に対して66機(jī)のF-16戦闘機(jī)を80億ドル（當(dāng)時(shí)のレートで約8500億円）で売卻する方針を示したことを紹介し、01年のブッシュ政権時(shí)代、11年のオバマ政権時(shí)代に売卻を拒否されてきた臺(tái)灣にとっては20年越しの念願(yuàn)が実現(xiàn)することになったとした。

そして、66機(jī)の戦闘機(jī)は26年までに臺(tái)灣に全機(jī)納品される予定となっているものの、「臺(tái)灣側(cè)はこの取り引きを後悔している可能性がある」と指摘。その理由として、中國本土は先進(jìn)の戦闘機(jī)をすでに臺(tái)灣より數(shù)百機(jī)多く所有しており、F-16が66機(jī)増えたとしても両者のパワーバランスに変化が生じる見込みはないこと、そして臺(tái)灣が防衛(wèi)戦略を調(diào)整し、F-16を始めとする戦闘機(jī)の重要性を低下させたことを挙げている。

その上で、シンガポール國立大學(xué)リー?クアンユー公共政策大學(xué)院の客員研究員を務(wù)める元米國防総省職員のドリュー?トンプソン氏が「新たな戦略において戦闘機(jī)は最重要なシステムではなくなった。臺(tái)灣軍のシミュレーションで戦闘機(jī)が臺(tái)灣に進(jìn)入してくる中國本土艦艇へのミサイル発射で大きな役割を果たすものの、中國本土による臺(tái)灣の空港への最初の爆撃で生き殘る可能性が非常に低いとの結(jié)果が出たからだ」と解説したことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）