“Chinese”がなければ中國侮辱に? 「舊暦の新年」の英語表記問題を考える―香港メディア

Record China    2022年2月3日(木) 7時(shí)20分

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香港メディアの香港01は1日、舊暦の新年の英語表記が物議を醸していることについて「“Chinese”がなければ中國を侮辱していることになるのか」と題する記事を掲載した。寫真はバンコク。

舊暦の新年の英語表記が物議を醸していることについて、香港メディアの香港01は1日、「“Chinese”がなければ中國を侮辱していることになるのか」と題する記事を掲載した。

舊暦の新年を祝うのは中國人や華人だけではないが、中國の「春節(jié)」は特に規(guī)模が大きく、各國のメディアでも毎年その動(dòng)向が大きく取り上げられる。香港01の記事は、この舊暦の新年について「英語で“Chinese New Year”(中國の新年)と訳すか、それとも“Lunar New Year”(陰暦の新年)と訳すかが、ますます?fàn)廃c(diǎn)となっている」と伝えた。

韓國では近年、市民団體?VANKが「舊暦の新年を祝うのは中國だけではない」として“Chinese New Year”ではなく“Lunar New Year”と呼ぶべきだとの宣伝を積極的に行っている。國連は今年も舊暦の新年を祝う記念切手に“Chinese Lunar Calenda”と表記しているが、VANKはこれに対しても文書を送付して抗議した。

記事は、「中國の近年のナショナリズムの臺(tái)頭に伴い、舊暦の新年を祝う文化は特に英語圏で広まりを見せている」と指摘した。

記事によると、2018年にインドネシアのジョコ大統(tǒng)領(lǐng)がインドネシア語で「舊暦の新年」を祝った言葉が、中國國営の新華社の英語版では“China's New Year”と訳された。また、中國の有名モデルがSNSで“Happy Lunar New Year”とつづったところ、中國のネットユーザーからバッシングに遭い、謝罪?訂正に追い込まれた。

中國系インドネシア人學(xué)者のLeo Suryadinata氏は、「舊暦の新年は中國では春節(jié)と呼ばれ、これまではナショナリズムの意味はなかった」と説明。しかし「近年、中國でナショナリズムが強(qiáng)調(diào)される中で、一部の人は“Chinese New Year”(中國の新年)と呼ぶべきだと思っている。ひいては、中國の臺(tái)頭に中國人はもっと自信を持つべきだと考え、“Chinese New Year”を使わないことは中國を否定する『中國への侮辱行為』だとまで考えている」とした。

同氏は「舊暦は古代中國で始まったもので、舊暦の新年を祝うのは中國の伝統(tǒng)的な習(xí)慣ではあるが、今日の舊暦の新年はすでに中國や中國人の専売特許ではなくなっている」との考えを示した。(翻訳?編集/北田

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