臺灣では4日夜に行われた北京冬季五輪の開會式を批判する聲が上がった。演出の一部に「臺灣を統(tǒng)一するぞ」との隠喩が込められていたとの主張だ。

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問題視されたのは、鳩の形をしたライトを持つ大勢の子どもが登場した場面だ。明るく光る鳩の群れから、１羽だけがはぐれてしまった様子が表現(xiàn)された。すると鳩のライトを掲げた別の子が、はぐれていた鳩を群れに連れ帰った。

すると中國大陸側(cè)のネットユーザーが、「道に迷った子は、必ず戻ってくるものだ」「（群れの）鳩は全てが南東を向いて、はぐれた鳩が戻って來るのを待つ」「早く戻って來い。中國臺灣のことだよ」「鳩は1羽も欠かしてはならない」などと書き込んだ。

臺灣メディアの民視新網(wǎng)は同件について「迷った鳩を祖國に連れ戻す。冬季五輪のパフォーマンスは『喫臺豆腐』なのか？」と評した?！竼伺_豆腐」は俗語表現(xiàn)の「喫豆腐（豆腐を食べる）」をもじったものだ?！竼硕垢工趣稀咐虻盲搿埂父胜ぶ蛭Α工胜嗓我猡?。また、男性が女性に対してセクハラ行為をする場合にも使われる。この表現(xiàn)に臺灣を示す「臺」を加えた表現(xiàn)が「喫臺豆腐」で、「臺灣を都合よく扱う」との主張が込められている。

また臺灣人コラムニストの周軒氏は、「あの群れから出た鳩は誰のことなのか。よく考えれば、臺灣の未來は危険に満ちている」と評した。

中國大陸メディアの環(huán)球網(wǎng)はこの件について、立法委員會委員（臺灣議會）を務(wù)めたことがある曹原彰氏は五輪開會式を見て「はぐれた鳩は臺灣を示している」と感じた上で、祖國統(tǒng)一を強(qiáng)く願う文章を発表したことを強(qiáng)調(diào)して報じた。（翻訳?編集/如月隼人）