華字メディアの日本華僑報(bào)は8日、「北京冬季五輪が放つプラスのエネルギーが日中関係に影響」とする論評(píng)を掲載した。以下はその概要。

北京冬季五輪が生み出す政治面での効果は、今後の日中関係に三つの予測(cè)可能な影響を及ぼすことになるだろう。

（1）中國(guó)との間の敏感な摩擦の緩和や、両國(guó)関係の緩和?改善につながる。

北京冬季五輪の開(kāi)幕直前に中國(guó)の人権狀況に懸念を示す決議が衆(zhòng)議院本會(huì)議で採(cǎi)択されたことについて、在日中國(guó)大使館は報(bào)道官談話(huà)で、強(qiáng)い不満と斷固とした反対を表明し、「中國(guó)はさらなる措置を講じる権利を留保している」と、近年まれに見(jiàn)る強(qiáng)い言葉を使った。北京冬季五輪が示す中國(guó)の包容力は、両國(guó)関係緩和の重要な契機(jī)となるだろう。日本は五輪の開(kāi)會(huì)式に政府代表を派遣しなかったが、大規(guī)模な日本選手団の派遣は、日本の対中関係改善への意欲を十分に物語(yǔ)るものであり、中國(guó)側(cè)もこの機(jī)會(huì)を捉えて対日関係を改善できる。

（2）中國(guó)とはどのような存在かに対する日本人の理解が深まる。

「日本人の9割が中國(guó)が嫌い」という調(diào)査結(jié)果があったが、日本人の中國(guó)に対する理解の源は主に日本メディアの報(bào)道だ。しかし、北京冬季五輪の美しい開(kāi)會(huì)式が、日本人に、日本メディアが描くものとは異なる「愛(ài)され、親しみやすく、尊敬される」という中國(guó)のイメージを見(jiàn)せたことは、日本人が中國(guó)を正しく解釈し、中國(guó)の発展と強(qiáng)大化を正しく理解するのに資するだろう。

（3）臺(tái)灣問(wèn)題を含む中國(guó)の核心的利益に対する日本側(cè)の理解が深まる。

北京冬季五輪の開(kāi)會(huì)式の中継で、中國(guó)國(guó)営中央テレビ（CCTV）のアナウンサーが、臺(tái)灣の代表団を「中國(guó)臺(tái)北」と呼んだことは、日本人に、祖國(guó)統(tǒng)一の大業(yè)を?qū)g現(xiàn)するという中國(guó)の強(qiáng)い意志と決意を改めて認(rèn)識(shí)させた。中臺(tái)統(tǒng)一は日本の戦略に極めて悪い影響を及ぼすことになるというのが日本側(cè)の長(zhǎng)年の認(rèn)識(shí)だが、北京冬季五輪を通じて、中國(guó)の統(tǒng)一に対する渇望と決意を深く認(rèn)識(shí)したに違いない。

北京冬季五輪は、新型コロナウイルスの流行や西側(cè)諸國(guó)による不當(dāng)な外交ボイコットを受けながらも、光り輝いている。日本の見(jiàn)識(shí)ある人々は、中國(guó)の発展は止めることのできない歴史の流れであり、良好な日中関係は日本にとって極めて大きな意義があることを認(rèn)識(shí)すべきだ。（翻訳?編集/柳川）