日本の華字メディア?日本華僑報(bào)網(wǎng)は9日、「米國(guó)はなぜ突如として日本の北方領(lǐng)土問(wèn)題を支持したのか」と題する記事を掲載した。

記事は、岸田文雄首相が「北方領(lǐng)土の日」に當(dāng)たる2月7日に「北方領(lǐng)土返還要求全國(guó)大會(huì)」で行った演説は、基本的に安倍晉三政権の立場(chǎng)を踏襲するものだったと説明。一方で、「例年と異なったのは、米國(guó)が珍しく日露の領(lǐng)土問(wèn)題で態(tài)度表明を行ったことだ」とし、ラーム?エマニュエル駐日米國(guó)大使がツイッターに動(dòng)畫(huà)を投稿して「米國(guó)は北方領(lǐng)土問(wèn)題に関する日本の立場(chǎng)を支持し、日本が1950年代から係爭(zhēng)中の4島の領(lǐng)有権を有していることを確認(rèn)している」と強(qiáng)調(diào)したことを挙げた。

その上で、この発言の意味として、まず「米國(guó)は領(lǐng)有権問(wèn)題での態(tài)度表明に乗じて日本を抱き込んだ」と指摘。「米國(guó)は現(xiàn)在、中露との関係が冷え込んでいるが、米國(guó)にとって尖閣問(wèn)題よりも北方領(lǐng)土問(wèn)題で日本を擁護(hù)するリスクの方が低い。米國(guó)は経済やコロナ対策、エネルギー問(wèn)題など多くの點(diǎn)で中國(guó)の協(xié)力を必要としている一方、ロシアとはこれらの関係において深い関係にはない。米國(guó)が日本の領(lǐng)土問(wèn)題で支持を表明すれば、日本側(cè)の感謝と引き換えに、米國(guó)のアジア太平洋地域における戦略にさらに協(xié)力させることができる」と読み解いた。

2點(diǎn)目には「日露関係にくさびを打ち込むため」との理由を挙げた。記事は、日露関係が低迷している根本的な原因は「日米同盟の制約にある」と指摘。一方で、「安倍政権時(shí)にこうした日露関係に一定の微妙な変化が見(jiàn)られ、日本の対ロシア関係が自主性が生まれ始めた。安倍氏はプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と30回以上會(huì)っており、2014年のクリミア併合後の日本による対ロシア制裁は歐米諸國(guó)のそれと比べてはるかに少なかった」とし、「米國(guó)が日露間の最も敏感な領(lǐng)土問(wèn)題で立場(chǎng)を表明することは、日露関係を離間させるものであることは間違いない」と論じた。

そして最後に、「ウクライナ問(wèn)題で日本に足並みをそろえるよう迫る」意図もあったと指摘。日本の報(bào)道として「米國(guó)が日本政府に対し、ロシア軍がウクライナに侵攻した場(chǎng)合、ロシアに経済制裁を科すよう促したものの、日本政府は態(tài)度を保留した」と紹介した上で、「日本がロシアを過(guò)度に刺激することによって両國(guó)の領(lǐng)土問(wèn)題の交渉が行き詰まることを望んでいないということを、米國(guó)はよく知っている。領(lǐng)土問(wèn)題での支持と引き換えに対ロシア制裁での一致を図る何らかの取引があることも排除できない。あるいは、日本が米國(guó)に歩み寄らざるを得ない狀況に追い込んだのかもしれない」との見(jiàn)方を示した。（翻訳?編集/北田）