中國(guó)新聞社 2022年2月22日(火) 5時(shí)20分
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中國(guó)の都市には古くから都市全體が方形で東西に線対稱である特徴がある。中國(guó)は北京市の「中心軸」(寫真參照)をユネスコの世界遺産に登録すべく、準(zhǔn)備を進(jìn)めている。
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中國(guó)の都市は、歴史上の極めて早い時(shí)期から高度な計(jì)畫性をもって建設(shè)されてきた。その特徴の一つが都市全體が方形で東西対稱であることだ。中國(guó)は北京市の「中心軸」をユネスコの世界遺産に登録すべく、準(zhǔn)備を進(jìn)めている。清華大學(xué)國(guó)家遺産センターの呂舟主任はこのほど中國(guó)メディアの中國(guó)新聞社の取材に応じて、中國(guó)人が都市に込めた理念や北京の狀況を紹介した。以下は呂主任の言葉に若干の説明內(nèi)容を追加するなどで再構(gòu)成したものだ。
【その他の寫真】
■西洋とは出現(xiàn)の経緯が異なった中國(guó)の都市
北京の中軸線は中華文化の獨(dú)特さを表す象徴の一つだ。このことが、世界遺産への登録を目指す土臺(tái)となった。中國(guó)の古代都市の多くは「統(tǒng)治」を念頭に築かれた。そのため、明確な計(jì)畫と配置という特徴がある。北京の中軸線は、中國(guó)の都市の特徴が最も明確に出現(xiàn)したものだ。
一方で西洋の都市は大部分が、商業(yè)や手工業(yè)を営む者の集落として出発し、自由に成長(zhǎng)してきた。西洋では政治と宗教の関係が、都市における配置を決定した。教會(huì)や市場(chǎng)、市政庁が重視され、王侯貴族の館は特定の場(chǎng)所に集中させる程度の配置だった。
中國(guó)では西周(紀(jì)元前1100年頃―同771年)初期に都市造営が高まりを見せた。そして、階級(jí)による都市內(nèi)の配置だけでなく、都市の格式も重視された。孔子が現(xiàn)実の政治から身を引くきっかけになった「三都を墮つ」の事態(tài)も、孔子が有力者が自らが治める都市を競(jìng)って築くことを、國(guó)王をないがしろにする僭越な行為と見なしたことが背景にある。
■モンゴル族支配の元朝で初めて「理想との都市」が出現(xiàn)
中國(guó)の伝統(tǒng)文化は一貫して「中を尊ぶ」の観念を極めて重視してきた。この観念は、「天と人の関係」も含む。例えば秦の都であった咸陽は、星座に対応させて都市內(nèi)の配置を決めた。これは、人の世にあって天界を模寫するとの考えだ。古代中國(guó)人は禮制を通じて天界の秩序を地上で実現(xiàn)させようと考えた。
北京の中軸線とは天の秩序、あるいは天の道の理想を都に、さらには人の世全體の秩序として実現(xiàn)させる考えの反映だ。従って、中軸線は幾何學(xué)上の「中心軸」であるだけでなく、概念上の「中」でもある。
中國(guó)の漢代(紀(jì)元前206年-紀(jì)元220年)や唐代(618-907年)の都の多くは宮室を中心に構(gòu)成された。このことは日本の奈良や京都、その他の東アジア地區(qū)の都市の形態(tài)に影響を與えた。元(1279-1368年)が都として大都、すなわち現(xiàn)在の北京の原型を築く際には、まず都市の中心點(diǎn)を定め、そこから方位を定めて宮殿などの位置を決めた。そして中軸線の上に重要な建築群を配置した。このような都市計(jì)畫は、世界でも唯一無二だ。
元朝は大都の建設(shè)にあたって、西周の行政を記述した「周禮?考工記」にある都市形態(tài)を?qū)g現(xiàn)しようとした。元朝を支配したのはモンゴル族だったが、元の皇帝は大都を建設(shè)することで、自らが中華文明の正統(tǒng)な後継者であることを示そうとした。興味深いことに、元代以前に「周禮?考工記」の記述を完全に反映させて建設(shè)された都市は存在しなかった。
明代の嘉靖年間(1522-1566年)には、北京の中心軸が現(xiàn)在の7.8キロにまで延長(zhǎng)された。清朝期にはさまざまな建物の配置などで中心軸と都市全體の関係がさらに強(qiáng)化された。
■中國(guó)は「文化遺産の扱い方」で世界に貢獻(xiàn)できる
「世界遺産條約」が発効したのは1975年で、中國(guó)は1985年に加盟した。中國(guó)はそれ以來、大量の申告や保護(hù)、管理などの経験を蓄積してきた。中國(guó)は北京で「東アジア地區(qū)文化財(cái)建築保護(hù)の理念と実踐の國(guó)際フォーラム」が開催された2007年ごろから、自らの歴史文化の伝統(tǒng)に基づき、國(guó)際的な文化遺産保護(hù)の原則にも合致し、中國(guó)の文化財(cái)や古跡の特性にも合致する保護(hù)思想と原則を形成してきた。
中國(guó)は2017年開催の世界遺産條約締結(jié)國(guó)會(huì)議で、委員國(guó)に選出された。任期は4年間で、中國(guó)が委員國(guó)に選出されたのは4回目だ。中國(guó)は世界遺産のルールを熟知し、豊富な経験を持つ委員會(huì)加盟國(guó)になった。
中國(guó)は世界遺産條約を?qū)熼T的な活動(dòng)の場(chǎng)と見なすだけでなく、國(guó)際的な対話や交流のプラットフォームと考えている。中國(guó)は地域住民コミュニティーの文化財(cái)保護(hù)への參畫、保護(hù)を通じて文化を復(fù)興させること、地域における持続可能な発展の推進(jìn)などの豊富な経験を持っている。実踐が思考を深め、思考が実踐を促すことを繰り返している中國(guó)は、自らの経験により世界に貢獻(xiàn)することができると信じる。(構(gòu)成 / 如月隼人)
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