昨年、中國(guó)當(dāng)局のメスが入り激震が走った中國(guó)の蕓能界だが、出演者の報(bào)酬が作品の制作費(fèi)の40％を超えてはならないとする新たな方針が、このほど公布された。

昨年は中國(guó)當(dāng)局による蕓能界の管理統(tǒng)制が厳格化されて、脫稅疑惑などさまざまな理由で複數(shù)の蕓能人が當(dāng)局による「不徳蕓能人」リスト入りしたと報(bào)じられ、封殺騒ぎが相次いだ。こういった統(tǒng)制は現(xiàn)在も続いており、このほど國(guó)家?guī)诓ル娨暰t局では、ドラマ界の公平な競(jìng)爭(zhēng)、良好な発展、報(bào)酬の分配秩序をまとめた方針を「“十四五”中國(guó)電視劇発展規(guī)畫」として公布している。

この方針の中では、ドラマ出演者の報(bào)酬について「作品の制作費(fèi)の40％を超えてはならない」と規(guī)定。さらにメインキャストの報(bào)酬についても言及し、「全報(bào)酬の70％を超えてはならない」としている。

昨年、脫稅疑惑で封殺対象となった女優(yōu)ジェン?シュアン（鄭爽）は、77日間のドラマ撮影で報(bào)酬は1億6000萬(wàn)元（約29億円）、1日當(dāng)たり208萬(wàn)元（約3780萬(wàn)円）と國(guó)営テレビが報(bào)じて話題になった。過去、監(jiān)督はじめスタッフの報(bào)酬より出演者のギャラを偏重したことによる「天価片酬」（極めて高額の數(shù)字のギャラ）がたびたび話題になったが、「莫大（ばくだい）な制作費(fèi)で駄作を生む」という負(fù)の循環(huán)が消えると、ネットでは新たな方針に対して歓迎の聲も上がっている。

ニュースサイトの網(wǎng)易では、これまで巨額の出演料を受け取っていた主役級(jí)のスターの場(chǎng)合、今後の出演料はピーク時(shí)の3分の1以下に落ち込むといい、「本當(dāng)の実力で勝負(fù)する時(shí)代がやって來(lái)た」と報(bào)じている。（Mathilda）