「ビンドゥンドゥン」だけじゃない!赤燈篭モチーフにした「シュエロンロン」の誕生秘話―中國

人民網(wǎng)日本語版    2022年2月16日(水) 10時50分

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「シュエロンロン」は北京冬季パラリンピックのマスコットで、赤燈篭がモチーフとなっている。

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北京で大雪となった13日の朝、目覚めたネットユーザーたちは、赤燈篭に雪が積もっているのを見て、「街中が雪容融(シュエロンロン)だらけ!」と歓喜した。

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「シュエロンロン」は北京冬季パラリンピックのマスコットで、赤燈篭がモチーフ。まん丸の顔に、小さくつぶらな瞳、短かな手足が特徴で、北京冬季オリンピックマスコット「氷墩墩(ビンドゥンドゥン)」の友達(dá)だ。

2018年、大學(xué)3年生だった姜宇帆(ジアン?ユーファン)さんは、北京オリンピック?パラリンピックのマスコットデザイン募集に応募した。シフゾウや中國結(jié)び、餃子など、さまざまな要素をモチーフにしてみたものの、締切日の前日になって、赤燈篭からインスピレーションを得たという?!杆饯螌g家があるロシアとの國境に近い黒竜江省伊春市の嘉蔭県は、春節(jié)が近づくと、お祝いムードが高まる。中國文化の象徴である大きな赤燈篭が街の至る所に飾られ、おめでたい雰囲気になるので、それをモチーフにすることにした」と振り返る。

2019年1月21日、姜さんは、北京冬季五輪組織委員會から、中國結(jié)びと赤燈篭をモチーフにした彼女がデザインしたマスコットが、全國から集まった6000點以上の作品から選ばれて、トップ10に入ったと連絡(luò)を受けた。その後、姜さんは教師や同級生と一緒に、修正を加えて、1萬枚以上の手描き原稿を作り、32種類の案にまとめた。五輪組織委からは、もっと生命力に満ちたマスコットにしてほしいという要望があったという。それで、姜さんは、鹿の角や羽といった動物の要素や頭飾りなどを加えてみたものの、思い通りの出來にはならず、最終的に、赤燈篭の頭に、平和の象徴であるハトと天壇がつながり萬里の長城になっている模様を入れることにした。「このデザインは、吉兆や平和を象徴し、非常に中國らしく、地域の特色を際立たせることができている」と姜さん。

また、「シュエロンロン」のおなかは、溫かみのある黃色に光っており、溫かい世界を願う思いが込められ、友愛、勇気、粘り強さを象徴しているほか、パラリンピックの選手の必死に努力する精神や、世界を勵ますというパラリンピックの理念にマッチしている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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