北京冬季五輪フリースタイルスキー女子エアリアルでの一幕が、米中の人々の胸を熱くさせている。

14日に行われた決勝で、中國(guó)の徐夢(mèng)桃（シュー?モンタオ）が金メダルを獲得した。ワールドカップで27回の優(yōu)勝を誇る31歳の徐だが、五輪金メダルは4度目の挑戦で今回が初。地元開催の大會(huì)で悲願(yuàn)を達(dá)成した。

結(jié)果が発表され、會(huì)場(chǎng)が歓喜に沸く中、10日の団體戦で金メダルを獲得していた米國(guó)のライバル選手アシュリー?コードウェル（4位）の行動(dòng)が注目を集めた。徐の金メダルが確定すると、コードウェルはすぐに感激している徐に歩み寄り、「桃桃」と愛稱で呼び掛けてハグをし、「あなたのことを本當(dāng)に誇りに思うわ」と祝福の言葉を贈(zèng)った。

米NBCの記者は「政治でなくスポーツが人々を一つにする」とこの光景を稱賛、中國(guó)の華春瑩（ホア?チュンイン）外務(wù)次官補(bǔ)もツイッターで「真のスポーツマンシップ」とたたえた。また、米華字メディア?多維新聞は「政治や國(guó)、人種を越えた感動(dòng)的なシーン」と評(píng)した。

米國(guó)のネットユーザーからは「泣いた」「愛と友情の詰まったハグだ」といった聲が上がり、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）上でも「感動(dòng)した。これこそがスポーツ」「これぞオリンピック精神だ」「これこそが人類のあるべき姿」といった稱賛の聲が相次いだ。

徐はこれまでに膝靱帯の損傷、靱帯斷裂、半月板損傷などの大けがを負(fù)ったほか、足首の関節(jié)や肘にも負(fù)傷を抱えるなどまさに満身創(chuàng)痍。9位に終わった平昌五輪後には引退を考えたが、ここまで粘り強(qiáng)く続けてきた。表彰臺(tái)で歓喜の涙を流した徐は、「自分にかけたい言葉」を聞かれ、「この4年間、一歩一歩今日まで歩いて來てくれてありがとう」と答えた。（翻訳?編集/北田）