中國(guó)共産黨系の環(huán)球時(shí)報(bào)は16日、韓國(guó)の研究者が「韓國(guó)國(guó)內(nèi)の過度な反中感情は極めて危険だ」と警告していると報(bào)じた。

記事はまず、韓國(guó)紙?朝鮮日?qǐng)?bào)の15日付報(bào)道を引用し、最近の世論調(diào)査で韓國(guó)人の中國(guó)に対する好感度が日本を下回り、北朝鮮と並ぶ水準(zhǔn)であることが分かったと報(bào)じた。

それによると、韓國(guó)人の中國(guó)に対する好感度は10點(diǎn)満點(diǎn)で2．6點(diǎn)。日本に対する好感度の3．4點(diǎn)を下回り、北朝鮮に対する好感度の2．42點(diǎn)とほぼ同水準(zhǔn)だった。中國(guó)に対し「全く好感が持てない」として0點(diǎn)を付けた回答者は30．5％で、中國(guó)に好感がある（6～10點(diǎn)）という回答者（9％）を上回った。反中感情は理念傾向、支持政黨を問わず広範(fàn)囲に広がっているという。

記事は続いて、韓國(guó)紙?ハンギョレの15日付報(bào)道を引用。北京冬季五輪の開會(huì)式に中國(guó)の少數(shù)民族、朝鮮族の代表が朝鮮半島の伝統(tǒng)衣裝姿で登場(chǎng)したことを受け、韓國(guó)人の反中?嫌中感情が沸き立っていることについて、韓東大學(xué)統(tǒng)一韓國(guó)センターのチョン?ジンホ教授が、「米中覇権競(jìng)爭(zhēng)において、（韓國(guó)が）実利外交のスペースを確保したりするためには、現(xiàn)在過度に傾きすぎている親米一辺倒の國(guó)民世論を調(diào)整?管理しなければならない。中國(guó)に対する友好的な世論が10％臺(tái)にまで急減している現(xiàn)在の狀況は、決して國(guó)益のためにはならない。韓國(guó)が一方的に米國(guó)に振り回される結(jié)果をもたらす恐れもある」などと警告していることを伝えた。

チョン教授は、「新型コロナ禍の中にあっても、韓國(guó)の対中輸出依存度が2020年現(xiàn)在で31．8％（香港を経由した迂回輸出含む）へと増加している中で、一部の大統(tǒng)領(lǐng)候補(bǔ)が『高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）追加配備』うんぬんすることは、実に朝鮮半島の実利外交の基本が欠けている発言と言わざるを得ない」と指摘。「対北朝鮮問題を平和と共栄によって解決していく過程においては、中國(guó)との関係悪化は非常に否定的な要因として作用しうる。したがって次期政権は、傾いた運(yùn)動(dòng)場(chǎng)を正常に戻すためにも、國(guó)民の感情を説得し、韓中関係の回復(fù)をより重要な課題としなければならない」とした。

さらに、「韓國(guó)は韓服の世界化に対する自信がなければならない。米國(guó)に住む同胞たちが大切であるように、わが民族の言葉と文字を使う朝鮮族が中國(guó)內(nèi)で少數(shù)民族として生きていることは、非常に重要で大切な資産だ。中國(guó)政府によって、中國(guó)國(guó)內(nèi)の少數(shù)民族という位置にある朝鮮族が固有の衣裝を著られなくされているなら問題とすべきだろうが、彼らが自分たちの固有の衣裝を著て開會(huì)式に登場(chǎng)したのは至極當(dāng)然のことだということを、われわれは認(rèn)識(shí)する必要がある。それをもって抗議うんぬんすることこそ子どもじみた姿勢(shì)であり、朝鮮族をはじめとする全ての中國(guó)人の眉をひそめさせるものだ」とした。

その上で、「今年は中韓國(guó)交正?；?0周年だ。THAAD配備と中國(guó)の経済報(bào)復(fù)以前の中韓のパートナー関係を回復(fù)するための努力が非常に急がれる」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/柳川）