若者の勝ち組新基準(zhǔn)「金も時(shí)間もあり、貓と犬を飼っている」―中國

人民網(wǎng)日本語版    2022年2月17日(木) 16時(shí)40分

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中國の若者にとって「人生の勝ち組」の新しい定義は、「金も時(shí)間もあり、貓と犬を両方飼っていること」になっているようだ。

中國の今の若者にとって「人生の勝ち組」の新しい定義は、「金も時(shí)間もあり、貓と犬を両方飼っていること」になっているようだ。「2021年中國ペット経済産業(yè)研究報(bào)告」によると、2020年、中國のペット経済?産業(yè)の規(guī)模は前年比33.5%増の2953億元(約5兆3154億円)に達(dá)した?;卮鹫撙?割が「ペットを飼ったことがある」と答え、うち65.6%が「犬」を、40.6%が「貓」を飼ったことがあると答えた。また、回答者の77.7%がペットを「心の拠り所」と感じていた。中國青年報(bào)が伝えた。

■ペットは家族の一員

中國在住のキューバ人男性のウィルソンさんは、「若者の間でペット人気が高まり続けているのは、ペットを飼うことで仕事や勉強(qiáng)のストレスを軽減できるから。學(xué)校や仕事から帰ってきて、犬と遊ぶと、すごくリラックスできる。多くの若者は大都市で一人暮らしをしていて、家族になかなか會えない時(shí)に、ペットが家族代わりになってくれる」と話す。

ドイツ人女性のイサベル?パーナーさんは中國在住中に、野良犬をペットとして飼い始めた。そして、「一緒にいてくれるペットがいるのはとても重要だと、私は繰り返し言い続けてきた。ペットは家族の一員。犬に愛情を示すと、同じような愛情を示してくれ、それはとても不思議な感じ。こうした愛情が、ペットを飼う主な理由」と話す。

若者が集まるQ&Aサイト「知乎」では、ユーザー約2000萬人がペット関連の話題に注目しており、1日當(dāng)たり若者100萬人がペット関連のやり取りに參加している。なぜ、若者の間でペットの人気が高まる一方となっているのだろうか?ネットユーザーがつづっているエピソードの中にその答えを見つけることができるかもしれない。

ハンドルネーム「八只包子」さんは、早朝4時(shí)に病院で點(diǎn)滴を受けて家に帰った時(shí)のエピソードについて、「うちのモフモフなペットが玄関で待ち伏せていて、家の中に入る通り道をふさいでいた。そしてゆったりと私の方にやって來ると、點(diǎn)滴を打ったばかりでガーゼが張られた手にそっと觸れ、まるで慰めてくれているようだった」としている。

心理學(xué)研究では、ペットが孤獨(dú)感を軽減してくれることが証明されている。2019年のある研究で行われた一人暮らしの高齢者1160人を?qū)澫螭摔筏空{(diào)査では、12.5%が貓を、5.4%が犬を飼っていた。そして、ペットを飼っている高齢者の方が、飼っていない高齢者より、社會的に孤立していなかった。実際、ペットを飼うことが心理療法のサポートとなり、孤獨(dú)や抑うつ、不安といったネガティブな感情に悩まされた時(shí)、ペットとスキンシップすることで軽減される。

■ペットのためなら値段を気にせず良いもの買う若者

中國においてはペット経済が急速に発展している。「2020中國ペット消費(fèi)動向報(bào)告」によると、現(xiàn)在、オンラインペット市場では、85後(1985~89年生まれ)と90後(90年代生まれ)の若者が40.3%と、大きな位置を占めている。次に多いのは95後(95~99年生まれ)で、23.6%を占めている。端的に言えば、若い消費(fèi)者にとって、ペットは一緒にいてくれる相手や交流、自己アピール、さらに高いレベルの精神的ニーズなどの必要を満たしてくれる存在となっている。そのような若者はペットのためなら、値段を気にせずに、良い商品を選ぶ傾向にある。

また、ペット経済は飲食やクリーニング、醫(yī)療、ペットホテル、ペット葬儀など、その関係する分野がより広がっており、ペットの生涯の各段階における全てのニーズをカバーするようになっている。

今年の春節(jié)(舊正月、今年は2月1日)期間中、ペット経済は年越し用品と同じほどの売れ行きとなった。ECプラットフォームでは、貓が太っていると福が來るという意味の「貓肥家潤(貓が太ると家が潤う)」といったペットをテーマにした春聯(lián)(春節(jié)に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)や窓に貼る切り紙細(xì)工が販売された。人気となった店舗は、楽々と10萬個(gè)以上を売りさばいた。その他、貓カフェや犬カフェのほか、新たに人気となっているカモカフェ、アルパカカフェといったペットをテーマにした飲食店が、若者が休日に行く場所として、若者の間で人気となっている。

イサベルさんは四川省成都市で、「ドイツにはない」という犬カフェに行ったことがある。そのカフェで犬に囲まれた時(shí)、ドイツに帰ったら犬カフェを経営することを思い付いたといい、「実現(xiàn)できたら本當(dāng)に素晴らしいと思う」とした。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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