北京冬季五輪の開幕後に韓國で行われた日本、米國、中國、北朝鮮4カ國の好感度調(diào)査で、中國が日本を下回り、北朝鮮と並ぶ水準(zhǔn)だったことが明らかになった。北京冬季五輪では開會式に登場した韓服をめぐり、韓國內(nèi)で「文化侵奪」などの批判が噴出。調(diào)査結(jié)果は最近の対中感情の悪化を改めて示した。

調(diào)査は朝鮮日報(bào)とTV朝鮮がカンターコリアに依頼して12、13日に実施。4カ國について、非常に好感を抱いていれば10點(diǎn)、全く好感がなければ0點(diǎn)を付ける方式を採用した。朝鮮日報(bào)の記事は調(diào)査対象の人數(shù)などには觸れていない。

調(diào)査結(jié)果によると、中國の好感度は2．6點(diǎn)。中國に対し、「全く好感が持てない」として0點(diǎn)を付けた回答者は30．5％で、中國に好感がある（6～10點(diǎn)）という回答者（9％）を上回った。米國に対する好感度が7．24點(diǎn)と高く、日本は3．40點(diǎn)だった。

反中感情は理念傾向、支持政黨を問わず広範(fàn)囲に広がっている。中道?進(jìn)歩（革新）層の中國に対する好感度はそれぞれ2．55點(diǎn)、2．65點(diǎn)で保守層（2．69點(diǎn)）より低かった。左派系の正義黨支持者の中國に対する好感度は1．94點(diǎn)で、政権與黨の共に民主黨（2．97點(diǎn)）、最大野黨の國民の力（2．5點(diǎn)）を下回った。

特に20、30代で反中感情が目立った。20代の中國に対する好感度は1．78點(diǎn)、30代は1．93點(diǎn)で、60代以上（3．29點(diǎn)）の半分だった。

北朝鮮に対する好感度は2．42點(diǎn)で、調(diào)査対象4カ國で最下位だった。全く好感が持てないとして0點(diǎn)を付けた回答者は38．5％で、北朝鮮に好感があると答えた回答者（8．8％）を大きく上回った。

ただ、政黨別では共に民主黨支持者（3．54點(diǎn)）が國民の力支持者（1．39點(diǎn)）に比べ高い點(diǎn)數(shù)を付けた。

一方、中國に対する文在寅政権の「三不政策」（ミサイル防衛(wèi)システム不參加、韓米日軍事同盟不參加、THAAD追加配備反対）については、継承すべきだ（40．4％）と継承すべきではない（43．8％）という意見が拮抗（きっこう）した。

年代別では20、30代は三不政策を継承すべきではないという意見がそれぞれ47．8％、59．2％と優(yōu)勢だった。継承すべきだとの意見はそれぞれ29．8％、31．2％にとどまった。40代では継承すべきだ（53．3％）が継承すべきではない（38．％）を圧倒した。地域別ではソウルでは三不政策への反対が45．3％、全羅道では賛成が62．1％と傾向が分かれた。（編集/日向）