中國の大學(xué)の學(xué)食で働く男性が休暇を取って訪れたのは意外な場所だった。中國メディアの中國青年報が18日付で伝えた。

山東省青島市の中國石油大學(xué)（華東）の學(xué)食で調(diào)理師として勤務(wù)する明志祥（ミン?ジーシアン）さんは、1月に職場に休暇屆を提出。向かったのは冬季五輪が行われている北京だった。

10歳の時に、黒竜江省虎林市體育學(xué)校に入學(xué)しスキー選手を目指した明さん。徐々に頭角を現(xiàn)すと、省や全國の大會で上位入賞を果たすようになった。1985年には中國人民解放軍のスキーチームに入選し、全國大會では3位になったこともあった。その後、競技中の負傷によりチームを引退した。

明さんは引退後、黒竜江省亜布力スキー場の責(zé)任者や同省スキーチームの食事科主任を歴任、毎年必ず時間を割いてウインタースポーツに関わってきたほか、余暇を利用してスキー競技の各種審判員の資格を取得した。

そんな明さんに昨年末、大會組織委員會から「技術(shù)官」として同大會で記録員を務(wù)めてほしいとの依頼が屆いた。明さんは「北京冬季五輪に參加できるなんて一生のスポーツの夢を?qū)g現(xiàn)した。競技を円満に終わらせることに全力を盡くしたい」と語った。

先日行われたバイアスロンの試合で記録員を擔(dān)當(dāng)し、パラリンピックの競技でも引き続き大會に攜わることが決まった。新型コロナによる21日間の隔離があるため、明さんが大學(xué)の學(xué)食に戻り、調(diào)理服に身を包むのは4月以降になるという。（翻訳?編集/北田）