2022年2月24日、中國外交部の華春瑩（ホア?チュンイン）報道官が「中國はウクライナ問題でロシアに譲歩を促す義務(wù)がある」とする米國務(wù)省報道官の発言に反論した。

外交部が24日に開いた定例記者會見で「米國務(wù)省のプライス報道官がウクライナ問題について『中國は國家の主権と領(lǐng)土の完全性の原則を尊重しているはずであり、ロシアに対し譲歩を促す義務(wù)を持つ。しかし中ロ関係は憂慮すべき方向に進んでいる。中ロ共同聲明では、中國がロシアの影響を利用して両國による世界秩序創(chuàng)造の目的を達成しようとしていることが示された』と発言したが、この件についてどう思うか」との質(zhì)問が記者から出た。

これに対し、華報道官は「まず、國家の主権と領(lǐng)土の完全性の尊重について、米國は中國にやり方を教える資格はないと思う。近代以降、中國は外國の植民侵略を受け、20年余り前にはユーゴスラビアの中國大使館が北大西洋條約機構(gòu)（NATO）に爆撃された。一方、米國は今なおいくつかの盟友とともに新疆、香港、臺灣などの問題で恣意的に中國の內(nèi)政に干渉し、わが國の主権の安全性を現(xiàn)実的に脅かしているではないか」とコメントした。

また、米國は建國から250年近くしかたっていない上、対外的な軍事行動を起こしていないのはこの20年足らずにすぎないと指摘?！袱长韦瑜Δ蕠摔瑜雵抑鳂丐漕I(lǐng)土の尊重に対する理解がわれわれとは異なることは明らか。それは國際社會もはっきり認(rèn)識している」と述べた。

さらに、「ロシアの背後に中國による支援がある」という米國側(cè)の見解について「ロシア政府が聞いたら不愉快だろう。ロシアは國連安全保障理事會の常任理事國を務(wù)める獨立、自主の大國。ロシアは完全に自らの判斷と國益に基づき、獨自に外交や戦略を練り、実施している。中ロ関係は同盟を組まず、対抗せず、第三者を目標(biāo)としないという原則を踏まえたもので、イデオロギーで線引きをして仲間集めを行い、対抗や分裂を引き起こす米國のやり方と根本的に異なる」とも主張している。

そして「米國には中ロ共同聲明をもう一度よく読み直すことを提唱する。中ロ両國が意思疎通を深め、國際問題における國連の中心的役割、國連憲章の主旨や原則を含めた國際法に基づく國際秩序を守ることは責(zé)任感の表れであり、國際的な戦略上の安全、安定を守るためのポジティブな要素だ」と語った。（翻訳?編集/川尻）