上海のあるレストランでも中國(guó)料理の「おまかせコース」が出現(xiàn)したが、ネット上では、「高額すぎる。しかも満腹にならない」などのブーイングが飛び交っているという。上海メディアの新民晩報(bào)などが報(bào)じた。

【その他の寫真】

中國(guó)では、中華料理による「おまかせコース」が「中餐日作（ジョンツァン?リーズオ）」あるいは日本語(yǔ)のローマ字表記を交えて「中餐omakase」とされている?！钢胁汀工现腥A料理、「日作」は「日本の方式」の意だ。

中國(guó)料理の飲食店は多くの場(chǎng)合、料理が大皿に盛られて提供され、テーブルを囲んだ何人かが取り分けて食べることが一般的だ。上海に登場(chǎng)した「中餐日作」を全面的に採(cǎi)用した店では、一人用の小皿に盛られた料理が次々に提供される。

批判が集中したのは、そのような店の一つだ?！袱蓼互畅`ス」の価格は、2165元（約3萬(wàn)9000円）に10％のサービス料が追加されるなどで、かなり高価だ。そして、それぞれの小皿に盛られた料理は、かなり少ない。

ローストチキンの場(chǎng)合には、鶏（ニワトリ）を1羽丸ごと調(diào)理した様子が示されるが、一人分はほぼ切手大の皮の部分１枚だけだ。単品で注文できることもできるが、例えばマーボー豆腐の場(chǎng)合も量は極めて少なく、価格は１皿200元（約3600円）という。

まず出た批判は「高額なのに腹いっぱいにならない」だった。そして、ローストチキンなどについては、使った食材のごく一部だけを料理として客に提供しており食材を無(wú)駄遣いしている疑いがあるとの意見(jiàn)も出た。

同店は予約制で、食事の開(kāi)始時(shí)間は午後6時(shí)半に統(tǒng)一されている。１日に受け入れられる客は10人までの小さな店だ。調(diào)理臺(tái)から食卓までの距離は「5歩以內(nèi)」という店內(nèi)設(shè)計(jì)で、理由は「中華料理で最も大切にせねばならない溫度を保つため」という。また、遅刻した客は、到著以前に提供された料理を食べることができない。店側(cè)は、「どの料理も最高の狀態(tài)で召し上がっていただくため」と説明しているが、「高級(jí)さを誇示するための硬直化した方式」との批判の聲も出た。

ただし、同店が一方的にたたかれているのではない。美食をテーマにする投稿者の一人は、「ミル貝の一種の象抜蚌、和牛、ウナギ、アラの一種である老虎斑、ロブスターなどの高級(jí)食材を、少なくとも10數(shù)種から20種はそろえており、シェフは食材の最良の部分を選んで提供している。店の誠(chéng)意がうかがえる」と論じ、そもそもこのような店は満腹を目的にするものではないと主張した。

店が所在する上海市靜安區(qū)政府で商行為を所管する市場(chǎng)監(jiān)督管理局の関係者は、同店について現(xiàn)在のところ「違反行為がある」などの通報(bào)は受けておらず、同店の商法は市場(chǎng)行為に屬すとみなしていると説明。同関係者は、消費(fèi)者は価格が不合理であると思えば、店を利用していない自由があるとも指摘。食材に問(wèn)題がある場(chǎng)合には通報(bào)を受け付けることがあるが、価格は店側(cè)が自ら決めるものであり、店內(nèi)の環(huán)境やサービスも関係するので、不當(dāng)であるかどうか決めるのは難しいという。

なお、同店の予約は5カ月先まで埋まっているという。（翻訳?編集/如月隼人）