2022年3月5日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、日本が臺(tái)灣に対して高速鉄道車両を「約3倍の価格で売ろうとしていた」との情報(bào)を伝えた。

記事は、現(xiàn)在臺(tái)灣の高速鉄道で使用されている車両は、日本の川崎重工、日本車両、日立製作所などが請(qǐng)け負(fù)った700系新幹線をベースに仕様変更した700T系で、34編成が導(dǎo)入されていると紹介した。

そして、臺(tái)灣高速鉄道が17年から新たな高速鉄道車両導(dǎo)入計(jì)畫を立て、19年には「日立?東芝連合」が日本のN700S系をベースに仕様変更した車両を提案したものの、その販売価格が1編成當(dāng)たり50億臺(tái)灣ドルで、以前に購(gòu)入した高速鉄道車両の1編成當(dāng)たり20億臺(tái)灣ドルを大きく超える超高額オファーだったと伝えている。

観察者網(wǎng)は日本側(cè)が実際に50億臺(tái)灣ドルでオファーを出したような伝え方をしているが、臺(tái)灣高速鉄道董事會(huì)メンバーが21年1月ごろに「約3倍高い」と発言したことから臺(tái)灣メディアが推測(cè)で出した金額に過(guò)ぎない。具體的に何の「約3倍」なのかははっきりしないうえ、臺(tái)灣高速鉄道側(cè)は入札メーカーと実際の入札価格を発表しておらず、記事の內(nèi)容はすべて憶測(cè)の域を出ない。

臺(tái)灣高速鉄道は結(jié)局、21年1月に新型車両導(dǎo)入の入札を中止した。記事は、今年2月末に臺(tái)灣高速鉄道が董事會(huì)に対して日本以外の調(diào)達(dá)先について報(bào)告を行なったとし、その相手が歐州のチームである可能性があるとの見(jiàn)方が出ていると紹介。こちらも臺(tái)灣高速鉄道が具體的に明らかにした情報(bào)ではないが、関係者が「臺(tái)灣の高速鉄道車両を日本のシステムから歐州のシステムに切り替えるのは決して不可能ではない」と語(yǔ)ったことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）