真面目な研究會(huì)を20年ぐらいやっています。男性霞ヶ関のお役人數(shù)人と女性陣新聞?dòng)浾撙群紊绀螏趫?bào)擔(dān)當(dāng)みたいなメンバーです。私をふくめ、多くのかたは OB、OG になっておりますが、會(huì)費(fèi)制で経済問題?政治問題?國(guó)際関係論?ジェンダーと討論項(xiàng)目はいろいろ。なぜか男性は私一人が新聞?dòng)浾逴B 。いまはコロナでこの2年ほどお休みですが。

さてあるとき、お役人の一人がウクライナ大使としてキエフに赴任することになりました。プーチン大統(tǒng)領(lǐng)が大統(tǒng)領(lǐng)だったり首相だったりの頃。私は壯行會(huì)のお祝いの辭として、やはりにできる人は一番センシティブな ところの擔(dān)當(dāng)になるわけですな。決して火ダネとか火薬庫(kù)とかの表現(xiàn)を使ったわけではありませんが、ソ連が崩壊して、獨(dú)立國(guó)ロシアと獨(dú)立國(guó)ウクライナ の関係が平穏無事に過ごせるとはとても思えない、ロシアは何か企むに決まっている という懸念がセンシティブという表現(xiàn)を使ったもの、と振り返れば思われます。2014年のロシアによるクリミア半島併合前ですよ。

さて、ほどなく、參加メンバーの20代女性、結(jié)婚することになりまして、との報(bào)告。お相手の方はなんとウクライナの男性で、モスクワ大學(xué)卒業(yè)後、 日本のある私立大學(xué)大學(xué)院に進(jìn)學(xué)、専攻科目は確か聞いたけども忘れちゃったけどね。その大學(xué)院で 知り合ったんだそうです。やはり何というんですかね、あのあたりでは最高學(xué)府はモスクワ大學(xué)ということになるんですかね。

結(jié)婚式は日本で執(zhí)り行われることに なったのですが、お役人側(cè)の提案で、駐ウクライナ日本大使より、當(dāng)日會(huì)場(chǎng)に祝電を打ってもらう。しかもそれはウクライナ語ウクライナ表記で、新郎にそれを読み上げてもらい、その場(chǎng)で日本語に訳して発表してもらう。會(huì)場(chǎng)は駐ウクライナ日本大使より祝電、しかもウクライナ語で、と盛り上がるだろうという企畫でした。お役人サイドは早速キエフ在住の大使に注文を出したのですが、かえってきた返事。ウクライナ文字は日本向けには、電信上対応していない と言われてしまいました。したがって日本語で祝電（つまりカタカナか）を送ります。ロシア語はキリル文字ですよね。ウクライナ語はそれがさらに複雑になっているようです。

ウクライナの新郎は結(jié)婚後、勉學(xué)を続けていたのか日本で何か仕事についていたのか聞き漏らしましたが、そのうち女性のお腹には赤ちゃんが、やがて出産育児。それと共に女性も夜の研究會(huì)の方には參加しなくなってきたのですが、しばらくして來たメール。 家族揃ってウクライナに行くことになりました。 私、息をのみましたね。これからの人生は長(zhǎng)い。その間にウクライナに何か起きる心配はないのか？ウクライナのご主人に日本で仕事を見つけてもらい、一家揃って日本で暮らした方がよいのではないか、なんて頭をよぎりましたが、若い二人が決斷したことにあれこれ水を差すのはと思いグッとおさめました。

これも2014年の前だったと思います。以後、全く音信不通なのですが、今回、本當(dāng)に心配です。研究會(huì)メンバーだったウクライナ大使は、2014年前には帰任し、研究會(huì)に參加しています。キエフの大使館で、研究會(huì)メンバー同士が婚式の祝電ありがとうございましたと挨拶を交わしたかどうか、はっきりしません。入れ違いだった可能性もないわけではありません。

楽天の三木谷浩史さんには遠(yuǎn)くおよぶものではありませんが、 駐日ウクライナ大使館 支援口座に貧者の一燈を振り込みました。

■著者プロフィール：高谷尚志「アジアの窓」編集委員

1946年中國(guó)?大連生まれ。早稲田大理工學(xué)部工業(yè)経営學(xué)科卒。毎日新聞入社、靜岡支局、経済部記者、「週刊エコノミスト」編集長(zhǎng)などを歴任。2004年千葉科學(xué)大學(xué)危機(jī)管理學(xué)部危機(jī)管理システム學(xué)科教授。2015年4月よりフリー。