2022年3月13日、韓國?中央日報(bào)によると、韓國で大統(tǒng)領(lǐng)選の結(jié)果を受け入れられず、精神的苦痛を訴える人が続出している。

9日に投開票された韓國大統(tǒng)領(lǐng)選は、保守系野黨「國民の力」の尹錫悅（ユン?ソクヨル）氏が左派系與黨「共に民主黨」の李在明（イ?ジェミョン）氏との接戦の末に當(dāng)選した。得票率の差はわずか0．7ポイント（尹氏48．56％、李氏47．83％）だった。

記事によると、市民の間では選挙後の「後遺癥」により日常生活に支障をきたし、選挙後ストレス障害（PESD）を懸念する人が増えている。ある30代男性は「李候補(bǔ)が負(fù)けた事実を受け入れられない。僅差での敗北だったからか、悔しさと悲しさがより込み上げて眠れずにいる」と話した。

専門家らは、「非好感度を競う選挙」とまで言われた今回の韓國大統(tǒng)領(lǐng)選の特性が、5年前の米大統(tǒng)領(lǐng)選挙の後と同様の現(xiàn)象を引き起こしていると指摘している。當(dāng)時米國ではドナルド?トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の當(dāng)選後、新たな政権に対し心理的不安を抱く人が急増したと報(bào)じられていた。

ある精神健康醫(yī)學(xué)科専門醫(yī)は「外來診療では選挙後、『怒りで眠れない』と訴える患者や、非支持政黨の候補(bǔ)者に対する怒りをぶつける患者が増加した」と明かした。ある患者は「『まだまし』な候補(bǔ)を選ぶ選挙だったため、ストレスが大きかった。結(jié)果が出た後に憂鬱（ゆううつ）な気分になり、數(shù)日間も食欲がわかないほどだった」と話したという。

10日には、あるインターネット掲示板に「ある醫(yī)療機(jī)器メーカーの本部長が尹氏に投票した部下に『報(bào)復(fù)』を予告するメッセージを送った」と暴露する文章が掲載される事件もあった。これを受けメーカー側(cè)は、當(dāng)該本部長に待機(jī)命令を出して懲戒を検討していると発表したという。

この記事を見た韓國のネットユーザーからも「僕もいまだにニュースが見られない。うつになってしまいそうで」「選挙が人の生活を一変させる。スマホもテレビも電源を入れたくない」「絶対に尹氏を大統(tǒng)領(lǐng)として認(rèn)めない」など、選挙結(jié)果に不満を示す聲が寄せられている。

一方で「選挙に不正がなければ0．7ポイント以上の差がついていたはず」「この（現(xiàn)政権の）5年は不眠に悩まされていたけど、最近はよく眠れる」「尹氏が當(dāng)選してうれしくて幸せで寢ていても笑みがこぼれてしまうよ」など反論の聲も多數(shù)上がっている。（翻訳?編集/堂本）