2022年の政府活動(dòng)報(bào)告は、「共同奮闘によって、共同富裕を著実に推進(jìn)する」ことが打ち出された。それほど多くの字?jǐn)?shù)が費(fèi)やされたわけではないが、共同富裕というテーマへの注目度は減っていない。

一時(shí)期より、一般社會(huì)には共同富裕に対する一連のあいまいな認(rèn)識(shí)が広がり、共同富裕とは「貧しい人にお金を與え、金持ちの人から稅金を取る」こと、「畫一的な平均主義と怠け者を養(yǎng)う福祉主義」であるといった論調(diào)が存在している。こうした狀況に直面して、浙江大學(xué)共有?発展研究院の李実（リー?シー）院長(zhǎng)は次のように述べて共同富裕を解説した。

共同富裕は「貧しい人にお金を與え、金持ちの人から稅金を取る」ではない

李氏によると、低所得層を引き上げること、中所得層を拡大することについては、各界の見(jiàn)方がほぼ一致するが、高所得層を調(diào)整することについては、人によって理解が異なる。高所得層の調(diào)整とは、「貧しい人にお金を與え、金持ちの人から稅金を取る」方法を採(cǎi)用し、高所得層の収入を低く抑えるか稅金を取ることであると考える人がいるが、これは一種の誤解だ。

共同富裕とは「貧しい人にお金を與え、金持ちの人から稅金を取る」ことではない。高所得層の調(diào)整というのは、一方で違法な収入を取り締まり、これを厳格に制限?禁止すること。また高額の収入を合理的に調(diào)節(jié)することだ。高収入の中には合理的ではあるけれども、市場(chǎng)のゆがみによって生じた正常ではない収入というものがあるし、獨(dú)占行為や不正な競(jìng)爭(zhēng)行為によって獲得した収入は特に制限しなければならない。他方で、高収入の一部については個(gè)人所得稅などの稅金制度を通じて調(diào)節(jié)が行われ、収入が多ければ多いほど稅率も高くなる。これは「貧しい人にお金を與え、金持ちの人から稅金を取る」式の調(diào)節(jié)方法とは完全に異なる、合理的な範(fàn)囲での調(diào)節(jié)だ。

高所得層は社會(huì)全體のなかではごく少數(shù)の一部に過(guò)ぎず、共同富裕推進(jìn)の重點(diǎn)はやはり「低所得層の引き上げ」にある。低所得層が発展の能力を持続的に高め、より多くの発展チャンスを得て、より多くの発展成果を共有し、より大きな実質(zhì)的恩恵と収益を得て、収入がより速く増え、社會(huì)を構(gòu)成する他の層の人々との間の開(kāi)きが縮まるようにする必要がある。

共同富裕は富裕の均等化ではない

李氏の見(jiàn)方によると、共同富裕を平均主義や福祉主義だと理解するのは、一種の誤解だ。共同富裕は畫一的な平均主義ではないし、富裕の均等化でもないし、豊かさのレベルがすべて同じというわけでもない。

たとえ共同富裕社會(huì)が到來(lái)したとしても、人によって豊かさには違いがある。非常に富裕な人もいれば、一般的な富裕の人もいるが、すべての人が一定の富裕レベルには達(dá)しているというのが共同富裕社會(huì)だ。

中央政府は一部の人が先に豊かになり、先に豊かになった人がこれから豊かになる人を牽引?支援し、こうして共同富裕を?qū)g現(xiàn)することを認(rèn)め、奨勵(lì)してもいる。共同富裕は國(guó)民全體が豊かになることであり、國(guó)民全體がともに努力して実現(xiàn)するべきもので、一部の人が努力し、他の人が周りで見(jiàn)ていたり待っていたりするものではない。共同富裕は平均主義でも福祉主義でもなく、働かないでご飯が出てくるのを待っているということでもない。

共同富裕の原則は共に建設(shè)し、共に分かち合うことだ。人々が豊かさを共に建設(shè)し、それから発展の成果を分かち合い、共同富裕を?qū)g現(xiàn)するというものだ。共同富裕は待っているだけではやって來(lái)ないし、呼ぶだけでもやってこない。力を合わせ、行動(dòng)することによって生み出されるものだ。私たちは「絶対的な平均主義」でも「悪平等」でもいけないし、怠け者を作り出し、「福祉主義」をしてはいけない。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KS）