2014年6月3日、中國北京市で天安門事件発生から25年を翌日に控え、當時多數(shù)の死傷者が出た地下鉄駅の出口が閉鎖され、インターネットの閲覧規(guī)制が強化されたほか、一部の大學が外國人留學生に市外へ出るよう命じるなど、中國政府が警戒?監(jiān)視を強化している。これに対し、市民の間では事件を詠んだ詩が地下鉄車內に張られるなど、犠牲者を追悼する動きも出ている。仏國際放送ラジオ?フランス?アンテルナショナル（中國語電子版）が伝えた。

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北京市地下鉄運行當局は2日、「地下鉄1號線の木セイ地駅の出口2カ所を、3日午後5時から閉鎖する」と発表した。理由は明らかにされていない。事件當時、駅周辺の木セイ地周辺では軍による武力鎮(zhèn)圧で死傷者が最も多く出た。人権団體関係者は「事件で息子を亡くした中國人民大元準教授、丁子霖（ディン?ズーリン）さんら遺族グループが、同地域で追悼行事を行うのを阻止するため」とみている。

また、中國政法大學國際教育學院は5月29日、在籍する外國人留學生に対し、3?4日に大學主催の學習ツアーに參加するよう要求。內モンゴル自治區(qū)の草原や北京市郊外の景勝地を訪問するもので「絶対參加」を命じている。関係者は「天安門事件で微妙な時期、北京を離れてほしいのだろう」と推測する。

當局が監(jiān)視を強める中、犠牲者を追悼する動きもわずかながら出ている。地下鉄4號線の車內にこのほど、1編の詩が張り出された。事件に觸れた內容で、作者は34歳の中國人男性。臺灣メディアの取材に対し、男性は「事件に觸発されて作った。処罰も受け入れる」と語っている。一方、広東省ではインターネット上に事件に関連する文章を書いたとして、25歳の男性がこのほど身柄を拘束された。

さらに、中國國內で検索大手グーグルの利用が大幅に制限されている。検索システムや電子メールが一部で使用不能になり、グーグル経由の情報流通量が大幅に減った。グーグル側は「原因は分からないが、弊社に問題はなく、正常にサービスを提供している」と説明。當局が規(guī)制を強化したことが原因とみられる。（翻訳?編集/AA）